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2017年08月20日

ウサイン・ボルトに勝利した選手たち

100mでウサイン・ボルトに勝利した選手は以下の5人、括弧内はボルトから見た勝率、予選での対決や失格は含まない。またパウエル、ゲイ、ブレークは薬物使用時の試合も含めている。
アサファ・パウエル(16/17)
タイソン・ゲイ(5/6)
ヨハン・ブレーク(7/8)
ジャスティン・ガトリン(8/10)
Christian Coleman(0/1)

200mではキャリアが長いため数多くの敗戦を経験している。覚醒した2008年以降に絞ると以下の1人だけ。
ヨハン・ブレーク(1/2)

これでは面白くないので2005年以降について調べると、以下の9人。レーン侵害で失格の試合も含む。
ウォーレス・スピアモン(14/23)
ジャスティン・ガトリン(1/2)
ジョン・カペル(2/3)
タイソン・ゲイ(2/8)
ステファン・バックランド(4/5)
パトリック・ジョンソン(2/3)
トビアス・ウンガー(0/1)
ゼイビアー・カーター(0/5)
Kelly Willie(0/1)
多いように感じるかもしれないが、これは2005年世界陸上で怪我をして最下位だったため。これを除くとスピアモン、ゲイ、カーター、Willieだけになる。

ボルトの100m生涯勝率は49/54≒90.7%。予選の記録や棄権は含まず、100mに本格参戦した2007年以降の試合のみ。2008年以降だと48/53≒90.6%
200mも書くと、2008年以降の勝率は29/30≒96.7%、2005年以降は42/58≒72.4%。


短距離選手について世界レベルになってから10シーズンの勝率を調べてみた。150mの途中計時などは含まない。これも予選を含んでいないので、準決敗退などは負けとして反映されていない。
1日に複数走るタイムレースは1レースとしてカウント。
また、96年以前の選手についてはレースが把握できないので調べていない。

100m
・タイソン・ゲイ(06年〜12年、14年〜15年):33/54≒61.1%
2012年シーズンは薬物違反をしていない7月以前のみカウント。

・アサファ・パウエル(04年〜12年、14年):56/89≒62.9%。
15年シーズンは12/15≒80.0%なので、11シーズンにすると勝率が上がり65.3%になる。

・ジャスティン・ガトリン(04年〜05年、10年〜17年):67/97≒69.1%
2017年シーズンはまだ終わっていないが、8月20日現在の記録。
調べていて驚いたのは2004年シーズンの初勝利がオリンピックだったということ。また4年間のブランクがあったにも関わらず試合数がパウエルより多く、ブランク明けがあったにも関わらず勝率が高い。

・モーリス・グリーン(97年〜06年):54/93≒58.1%

・ウォルター・ディックス(07年〜16年):22/47≒46.8%
怪我しがちなので試合数も少なく勝率も低い。

・マイケル・フレーター(05年〜14年):18/132≒13.5%
勝率が低いのは弱いと言うよりレベルの高い試合に出過ぎ。

・チュランディ・マルティナ(07年〜16年):27/85≒31.8%
ダイヤモンドリーグなどの国際大会に積極的に出ているので勝率は低い。

200m(屋外・曲走路のみ)
・タイソン・ゲイ(05年〜10年、14年、16〜17年):20/36≒55.6%
世界レベルになってから9シーズンしかなかったが記載。

・ウォーレス・スピアモン(05年〜14年):49/97≒50.5%
2012年シーズンは薬物違反をしていない6月以前のみカウント。

・ウォルター・ディックス(07年〜08年、10年〜17年):26/40≒65.0%
100mに比べると得意種目なのもあるが、ローカルな試合が多い。

・ショーン・クロフォード(01年〜05年、07年〜11年):24/69≒34.8%

・チュランディ・マルティナ(07年〜16年):16/33≒32.7%

・フランシス・オビクウェル(99年〜08年):43/73≒58.9%
ローカルな試合が多い。

・ジェイスマ・サイディ・ンドゥレ(07年〜16年):15/53≒28.3%

400m(屋外のみ)
・ジェレミー・ウォリナー(04年〜13年):65/91≒71.4%
ウォリナーの全盛期は短かったが、キラニ・ジェームスが出るまでの期間はラショーン・メリットぐらいしか敵がいなかったので勝率があまり低くなっていない。

・ラショーン・メリット(07年〜09年、11年〜17年):64/93≒68.8%
メリットは出始めはウォリナーがいたがすぐに世界トップなりほぼ敵なし。薬物違反で1年のブランク後はジェームス、ウェイド・バンニーキルクといった選手が出てきたので少し勝率が落ちている。それでもウォリナーと試合数・勝利数ともにほぼ同じ

110mH
・ダイロン・ロブレス(06年〜15年):76/110≒69.1%
初期はローカルな試合が多い。

・劉翔(03年〜12年):58/80≒72.5%
初期はローカルな試合が多い。

・テレンス・トランメル(00年〜09年):30/108≒27.8%
ただでさえ銀メダルコレクターなのに、レベルの高い試合に出過ぎ。

・ラッジ・ドゥクレ(04年〜13年):24/73≒32.9%

・アニエル・ガルシア(97年〜06年):58/113≒51.3%

400mH(屋外のみ)
・カーロン・クレメント(05年〜13年、15年):31/78≒39.7%

・フェリックス・サンチェス(01年〜10年):39/81≒51.9%
数年間負け無しだったとはいえ、怪我がちになってから勝率を落としている。

・アンジェロ・テイラー(00年〜09年):84/144≒58.3%

・バーショーン・ジャクソン(04年〜13年):57/106≒53.8%

・James Carter(00年〜09年):34/115≒29.6%

・Llewellyn Herbert(97年〜06年):84/144≒58.3%
ローカルな試合が多い。

・為末大(01年〜05年、07年〜08年、11年〜12年):17/60≒28.3%
9シーズンしかないが参考として記載。為末は海外転戦を多くしたので日本人選手としては一番参考になる。
posted by クライシ at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

Dareem David

https://www.iaaf.org/ebooks/2017/WCH/index.html

最新版IAAF Statistics BookのWORLD TEENAGE BESTS BY AGEの項を見ていると、100mの13歳年齢別最高記録保持者の名前がBryce LoveからDareem Davidに変わっていた。これが去年出された記録であれば変わって当たり前だが、この記録は2005年に出されたもの。つまり、Loveが記録を出す以前のものである。

彼の名前を検索すると、陸上競技の記録は出るが詳細は分からない。
posted by クライシ at 23:44| Comment(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

ページランクアルゴリズムとuser preferenceアルゴリズムによる陸上競技選手の評価

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0178458

以前から陸上競技選手のランキングに関する記事を書いているが、今回はページランクアルゴリズムなどを使った選手評価の論文の紹介。

ページランクはその名の通り、ページの重要度を決定することに使う技術であり、Googleの検索エンジンなどに使われている。すでにスポーツにおいてチームの評価などに使われている。

既存のランキングシステム(http://www.all-athletics.com/en-us/rules-all-athletics-world-rankings-2016)は、タイムや風速、スコアリングテーブルを用い、試合のポイントが大会によって違う等主観的要素が入っている。今回用いたアルゴリズムでは誰が誰に勝ったかという点でランク付けを行う。

イロレーティングについてはページランクアルゴリズムが試合のたびに全体が更新されるのに対し、試合に出た選手しか変動がないため使用しなかったとのこと。

かなりざっくりとしか読んでいないが、1度しか試合に出ずに優勝した選手(Marvin Bracyやウサイン・ボルト)の評価が高いuser preferenceアルゴリズムの方が個人的には知りたい指標である。もし、ダイヤモンドリーグが有力選手すべて平均的に出場する大会であればページランクアルゴリズムの方が正確な評価が出るだろう。しかし、ボルトのような選手はほとんど試合に出ないのでこういった数字に現れにくい。
posted by クライシ at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

Coleman Runs Blazing 4.12 40-Yard Dash | ESPN

https://www.youtube.com/watch?v=mF_yoRayOIA

Christian Colemanが40ヤードで4秒12を記録。
動画を見ずに記事だけ見ていたので手動計かと思いスルーしてた、以前ウォルター・ディックスが3秒75で走ったとか言うふざけた動画があったから。

光電管式タイム計測であると思われるが予想以上に速い。参考として2009年世界陸上のリチャード・トンプソンの40ヤードのタイム(リアクションタイムを除く)が4秒1888、。このタイムは10m毎のラップタイムから算出したもので、60m通過は6秒45とColemanの自己ベストと一緒。スターティングブロックもなく、芝の上でこのタイムを上回っているということは光電管式計測は陸上競技の計測よりもかなり早くなってしまうことが分かる。

ただそうなるとTrindon HollidayやJacoby FordといったColemanとそう変わらない選手が40ヤードで驚くような記録を出していないのが気になる。どちらも4秒2〜4秒3で決して遅くないが60mのタイムからすればもっと出ても良い。コンディション次第で0.1秒程度は平気で変わってしまうから、その時調子が悪かったといえばそれまでだが。

ついでにNFLスカウティングコンバインで好記録を出した選手の陸上競技での記録を調べてみた。追い風参考記録は省き屋外記録を優先して書くが、室内記録が上回っている場合は併記する。

Josh Ross
40ヤード:4秒22
100m:10秒66(+1.5)
200m:21秒56(+1.9)

Chris Johnson
40ヤード:4秒24
60m:6秒83i
100m:10秒50(+0.2)
200m:21秒30(+0.4)

Jerome Mathis
40ヤード:4秒26
55m:6秒29i
60m:6秒85i
100m:10秒40(+1.2),10秒49(0.0)
200m:20秒32(+1.4)
400m:50秒06i
走幅跳:7m50i
100mはIAAFとall-athletics.comで異なっていたので両方記載。また400mの記録は英語版Wikipediaでは46秒06となっているが間違いでこの記録が正しい。

Dri Archer
40ヤード:4秒26
100m:10秒61(+0.9)

Stanford Routt
40ヤード:4秒27
55m:6秒25i
60m:6秒65i
100m:10秒39(+0.7)
200m:20秒44(+1.0)

Marquise Goodwin
40ヤード:4秒27
60m:6秒67i
100m:10秒38(+1.8)
200m:21秒57(+1.7)
走幅跳:8m45(+0.8)
三段跳:15m20(+1.2)

Champ Bailey
40ヤード:4秒28
55m:6秒29i
60m:6秒35i
走幅跳:7m84(+1.0)/7m89i

Jacoby Ford
40ヤード:4秒28
60m:6秒51
100m:10秒01(+0.9)
200m:20秒88(+0.4)

Jalen Myrick
40ヤード:4秒28
100m:10秒69(-1.4)

J. J. Nelson
40ヤード:4秒28
100m:10秒76(-0.5)
200m:22秒02(-0.4)

DeMarcus Van Dyke
40ヤード:4秒28
60m:6秒81i
100m:10秒70(-0.4)
200m:21秒46(0.0)

Dominique Rodgers-Cromartie
40ヤード:4秒29
55m:6秒47i
60m:6秒89i
100m:10秒81(-0.4)
200m:21秒99i
走高跳;2m07i
走幅跳:7m56(+0.7)/7m64i
三段跳:14m83i

Josh Robinson
40ヤード:4秒29
100m:10秒77
200m:21秒61
走幅跳:6m41
記録は確認できたが風速までは分からなかった。これは風速不明ということではなく、こちらで確認できなかったということ。

Tye Hill
40ヤード:4秒30
60m:6秒71i
100m:10秒27(+1.8)
200m:20秒97(+1.4)

Darrius Heyward-Bey
40ヤード:4秒30
55m:6秒35i
60m:6秒82i

英語版Wikipediaに書かれている記録はいくつか異なっているが、追い風参考記録などを含んでいるため。また出典が書かれていないものについてはこちらでも確認できない。

上位19人中15人記録が確認できた、このようにアメリカでは高校や大学時代に幾つかの競技を掛け持ちするのは一般的である。以前からNFL選手が速いということは書いているが、ご覧の通り陸上競技以外の選手ではほぼ敵わない記録を持っている。
posted by クライシ at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

陸上競技における世界ランキング5

以前、イロレーティングを用いて陸上競技のランキングを作ってみたがその続き。
2016年のレースを元に再び計算してみた。計算には以下の試合を用いた。
・オリンピック
・ダイヤモンドリーグ
・ヨーロッパ選手権
・アフリカ選手権
・ワールドチャレンジミーティングス
・ジャマイカ選手権
・全米選手権
・イギリス選手権
・南アフリカ選手権
・日本選手権
・カナダ選手権
・トリニダード・トバゴ選手権
・世界ジュニア選手権
・NCAA選手権

これらの中で、ワールドチャレンジミーティングの最もレベルの低いメルボルンは除外。国内選手権の中でジャマイカ、アメリカ、イギリスといった国を選んだ理由は、五輪の標準記録を破った選手が4人以上いたから。
これらの結果から以下の順位が算出された。

1位 Justin GATLIN
2位 Usain BOLT
3位 Ben Youssef MEITÉ
4位 Asafa POWELL
5位 Akani SIMBINE
6位 Andre DE GRASSE
7位 Yohan BLAKE
8位 Joel FEARON
9位 Jak Ali HARVEY
10位 Andrew FISHER

試合数が多く、安定して結果を残した選手が高くなるので、実力順かと言われれば少し違和感のあるランキングではある。ただ、陸上競技では1年通して試合に勝つことはあまり評価されないので、こういうランキングがあってもいいと思う。Track & Field NewsやAll-Athletics.comもランキングを出しているが、これはAll-Athletics.comの方に近い。

問題点としては初期値が全員1500なので、序盤にガトリンやボルトと言ったトップ選手と対戦して負けてしまうとかなりレーティングがマイナスになる。終盤であれば強い選手はレーティングを上げているのでマイナス幅は小さくなる。
逆に、序盤にレベルの低い選手に勝ち、ポイントを上げてその後レースがなければ実力よりもレーティングが上がる。
posted by クライシ at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

IAAF U20 Indoor Toplists

https://www.iaaf.org/records/toplists/sprints/200-metres/indoor/men/u20/2017

IAAFのトップリストに室内U20と室内U18が追加された。現在、歴代記録を見ることはできないがいずれ実装されるのではないだろうか。
posted by クライシ at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月21日

日本代表バトンパスの秘密について

http://trac.tokyo/2016/08/20/535

意図的にデータを抜き出して、バトンパスのみをクローズアップする記事が多いので突っ込む。
もちろん、日本のバトンパスが今回の結果に結びついたことは言うまでもない。
しかし、アンダーハンドパスがメダル獲得の鍵かのような主張はおかしい。以前もリレーに関する記事を書いたがオーバーハンドパスでも3秒を越える利得タイムを得ることは可能である。
前回の2012年五輪予選で中国が3秒11、オーストラリアが3秒23を記録しており、その他にも2007年世界陸上決勝でブラジルが3秒27、2014年アジア大会決勝で中国が3秒02などオーバーハンドパスでもこれだけの利得タイムを得ている。
この記事の下に今回のリレーでの利得タイムが書かれているが、自己ベストではなくシーズンベストでの算出が一般的。それを元に算出すると

・ジャマイカ
9秒92 + 9秒93 + 9秒94 + 9秒81 = 39秒60 利得タイム:2秒33

・日本
10秒05 + 10秒36 + 10秒01 + 10秒10 = 40秒52 利得タイム:2秒92

・アメリカ
9秒97 + 9秒80 + 9秒97 + 9秒84 = 39秒58 利得タイム:1秒96

・カナダ
10秒16 + 9秒96 + 10秒34 + 9秒91 = 40秒37 利得タイム:2秒73

・中国
10秒30 + 10秒08 + 10秒08 + 10秒24 = 40秒70 利得タイム:2秒80

・イギリス
10秒01 + 10秒08 + 10秒04 + 10秒19 = 40秒31 利得タイム:2秒34

・トリニダード・トバゴ
10秒07 + 9秒99 + 10秒19 + 9秒97 = 40秒22 利得タイム:2秒13

・ブラジル
10秒21 + 10秒11 + 10秒28 + 10秒26 = 40秒86 利得タイム:2秒45

アメリカとトリニダード・トバゴは失格だったが比較対象として含む。こうしてみると確かに日本が最も利得タイムが多いが群を抜いてというほどではない。予選では中国が2秒88とほぼ変わらない。

今までの日本が好記録を出した時の利得タイムは
2007年世界陸上決勝:2秒88
2008年五輪決勝:2秒90
2012年五輪予選:2秒82

今回の好記録はアンダーハンドパスの結果というよりも全体の走力が上がったと考えるほうが自然だろう。日本は走力が劣っていると言われることが多いが、準決勝に複数選手が進出できる国は日本以外ではアメリカ、ジャマイカ、イギリス、フランス、中国くらいである、常にメダル争いをする位置にいる。
バトンパスの下手なアメリカ、ジャマイカ、イギリスと比較すればバトンパスは上手い、ただ大前提として走力の向上があったからこその結果であり、バトンパスだけで世界と戦ったわけではない。また日本がアンダーハンドパスで結果を残せたからといってオーバーハンドパスの方が劣っているということもない。
posted by クライシ at 13:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

World Records For Lanes

http://trackandfieldnews.com/index.php?option=com_content&view=article&id=2669

200m、400m、400mH、4x100mでのレーン毎の最高記録。競技場毎にRが違うがどの程度の違いがあるんだろうか。
posted by クライシ at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

The Legality of Wind and Altitude Assisted Performances in the Sprints.

http://myweb.lmu.edu/jmureika/track/legalwindalt.pdf

100mの追い風と標高による影響、追い風によるタイム短縮はよく聞くが標高によるタイム短縮について聞くことはあまりない。特に書くことは無いんだがなんでわざわざこれを載せたのかというと陸上ライターの寺田が次のような事を書いたため。
やっぱり高地でビッグゲームをやると、記録の進歩が歪んだ形になっていいことないですね。記録更新の歴史を振り返ると、痛切に感じます
恐らく世界ユースについてだと思うがだとしたらまず現在世界ユースが行われているエスタディオ・オリンピコ・パスカル・ゲレーロは標高968mで高地ではない。そして上記の標高による影響を見れば分かるが100mに関して言えば標高2000mでも追い風2m/sによるものよりも小さい。当たり前だが選手は最高のパフォーマンスができるようコンディションはいい方がいい、そうでなければ高速トラックなどいらない、それを記録の進歩が歪んだ形になっていいことないっていうのは全く理解できない、何がいいこと無いのか。陸上競技は追い風、標高だけでなく温度、気圧、湿度などもパフォーマンスに影響を与える、ただ標高が高いという点だけみてそれが記録の進歩を歪んだ形にするというのは短絡的な発想。

また高地記録を追い風参考記録のような参考記録と勘違いしている人もいる、困ったことにWikipediaの高度が人に与える影響という記事に例えば国際陸上競技連盟は、1,000mを超える高地での記録は認定しないと定めている。と書いてある、もちろんそんなことはない。これは恐らく英語版の翻訳記事で英語版の誤りがそのまま訂正されていない、現在英語版ではきちんと標高1,000mを越える高地での記録には高地で記録されたことを意味するAの表記がされると書いている。
posted by クライシ at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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