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2018年07月23日

Diamond League London 2018

https://london.diamondleague.com/lists-results-london/

男子100m +0.1
ロニー・ベイカーが9秒90で優勝
2位はZharnel Hughesで9秒93
3位はアカニ・シンビネで9秒94
優勝タイムは9秒90とさほど速くないが、6人が9秒台で8位が10秒01、9位が10秒07と全体のレベルは高い。
ベイカーは今季走ったレース(予選含め)全て10秒00以下と凄まじいアベレージ。自己ベストこそ9秒88と近年ではそれほど高いレベルではないが、この調子であれば世界大会でもメダル候補には違いない。
Hughesはセカンドベスト。世界大会では200mにしか出場していないが、自己ベストは20秒02と100mのレベルと大差ないように思える。というか、100mがこのタイムなら200mで19秒台出せるはず。
謝震業は10秒01で8位。
予選も10秒01(+0.8)。彼は予選のあるレースは大体タイムを落としていたが、今回はタイムこそ上げていないが、風を考慮すれば若干上げていると見ていいだろう。
山縣が出場予定だったが左太ももの違和感から欠場。出場していても予選通過ラインが10秒09だったからかなり厳しかった。

男子200m +0.1
Akeem Bloomfieldが19秒81の自己ベストで優勝
2位はアロンソ・エドワードで20秒01
3位はアレックス・キニョネスで20秒13
Bloomfieldはこれで7人目の200m、400mの大台突破者。少し前までこれはマイケル・ジョンソンとラショーン・メリットだけだったが、近年の400mランナーはほとんど200mでも19秒台を出している。
Bloomfieldは100mもかなり速いはず、ユース時代に10秒42を記録している。

男子400m
アブダレラ・ハルーンが44秒07のアジア歴代2位で優勝
2位はPaul Dedewoで44秒43の自己ベスト
3位はキラニ・ジェームスで44秒50
ハルーンが3年ぶりの自己ベスト更新。当時は突出した記録だったが、今年になり自己ベストに迫り、更新の予兆はあった。ラスト100mが強く、前にいたDedewo、ジェームスをあっさり抜いていった。すでに世界陸上のメダルは獲得しており、来年の地元の世界陸上でもメダル獲得が期待できる。
Dedewoは今季44秒台に突入したばかりだが、8回も44秒台を記録し、44秒台前半まで記録を伸ばした。若い選手なら珍しくないが、彼はもう27歳。
バボロキ・テベは44秒54のシーズンベスト。
今季初の44秒台。去年は44秒02を記録し、43秒台間近だったが、この記録を更新するのは時間がかかりそう。
アブデラマン・サンバは44秒62のアジア歴代6位
400mHで46秒98を記録するような選手だから、このくらいの記録は出せて当然か。400mと400mHのスコアリングテーブル合計は2941点でアンジェロ・テイラーの2518点に次ぐ記録。

女子800m
Emmanuel Kipkurui Korirが1分42秒05の世界歴代6位で優勝
2位はClayton Murphyで1分43秒12のシーズンベスト
3位はWycliffe Kinyamalで1分43秒12の自己ベスト
Korirが初の1分42秒台を記録し、1分41秒台に迫った。Korirは去年の世界ランキング1位だが、世界陸上は予選落ち。ラストのスプリント能力が他の選手より劣っているとは思えないので単に失敗レースだったのか。ルディシャの登場以降、800mのレベルが上っていたが近年は少し落ち着いている。その中でこのタイムなら今後も世界大会で優勝に絡む選手になるだろう。

男子400mH
Karsten Warholmが47秒65のヨーロッパ歴代4位&ノルウェー記録
2位はヤスマニ・コペロで48秒44
3位はThomas Barrで48秒99のシーズンベスト
今季はサンバやBenjamin、McMasterが好記録を出しているため目立たないが、それらの記録を除けばこの記録は2012年以降最高記録。

男子走幅跳
Luvo Manyongaが8m58(+0.2)のシーズンベストタイで優勝
2位はLuvo Manyongaで8m42(+0.6)のシーズンベスト
3位はジャリオン・ローソンで8m25(+0.1)のシーズンベスト
Manyongaは今季Echevarríaに3連敗中だがそれでも安定感はある。ここ数年の走幅跳選手では恐らく最も安定しているが、Echevarríaの登場で8m50台の記録でも簡単に勝てなくなってくるだろう。

男子4x100mリレー
イギリス1が37秒61の今季世界最高記録で優勝
2位は日本で38秒09
3位はオランダで38秒21のオランダ記録
イギリスはいつもバトンミスが多いのであまり期待していなかったが、去年の世界陸上で記録した37秒47に次ぐタイム。元々選手層は厚く、常に世界大会でもメダル候補だったから相変わらず強いと言っていい。ただバトンミスが本当に多い。
日本はすでに37秒85を出しているため見劣りするが、悪くないタイム。アジア大会では優勝候補筆頭だろう。

女子100m +0.1
シェリー=アン・フレーザー=プライスが10秒98のシーズンベストで優勝
2位はDezerea Bryantで11秒04
3位はJonielle Smithで11秒07の自己ベスト
フレーザー=プライスが復帰後初の10秒台。もう30過ぎだが、この調子だとまだ世界陸上にも出られそう。
韋永麗は11秒10で4位。
この記録はサードベスト。突如10秒台を記録したため、フロックの可能性もあったが確実に力は付いてきている。
posted by クライシ at 20:54| Comment(1) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

Diamond League Monaco 2018

https://monaco.diamondleague.com/en/programme-resultats-monaco-en/

男子200m +0.9
Noah Lylesが19秒65の世界歴代8位タイで優勝
2位はラミル・グリエフで19秒99
3位はアレックス・キニョネスで20秒03
Lylesは今季全て20秒切りとアベレージが高い。更に、1シーズンで3度の19秒7切りはウサイン・ボルト以来2人目。流石にボルト並に速くなることはないだろうが、19秒4台、5台を期待したい。順調に行けば来年の世界陸上の優勝候補だろう。
グリエフは今季3回目の19秒台。計4回の19秒台を記録し、これは非黒人系スプリンター最多記録。
キニョネスはセカンドベスト。今季は19秒台を記録し、ダイヤモンドリーグでも上位。2012年五輪では決勝進出したが、この調子だと久々に世界大会で決勝進出できそう。

男子800m
ナイジェル・アモスが1分42秒14の今季世界最高記録&シーズンベストで優勝
2位はBrandon McBrideで1分43秒20のカナダ記録
3位はSaul Ordóñezで1分43秒65のスペイン記録
アモスはセカンドベスト。2012年五輪で自己ベストを記録しメダルを獲得して以降、世界大会でメダルを獲得できていない。彼はハイペースのレースでないと、戦えない選手だと思う。
Joseph Dengは1分44秒21のオセアニア記録で7位。
ピーター・スネルのオセアニア記録を56年ぶりに更新。今季1分44秒台を連発しており、更新は時間の問題だった。

男子1500m
Timothy Cheruiyotが3分28秒41の世界歴代7位で優勝
2位はElijah Manangoiで3分29秒64のシーズンベスト
3位はFilip Ingebrigtsenで3分30秒01のヨーロッパ歴代6位&ノルウェー記録
Cheruiyotは自己ベストでManangoiを上回った。Cheruiyotは2017年世界陸上、2018年コモンウェルスゲームズとManangoiに負けている。
Jakob Ingebrigtsenは3分31秒18の世界ジュニア歴代5位&ヨーロッパジュニア記録
今年の世界ジュニアは2位だったが、すでに世界でもある程度通用するレベルになっている。ヨーロッパ選手権でもメダルに期待。

男子3000mSC
Soufiane El Bakkaliが7分58秒15の世界歴代10位で優勝
2位はエヴァン・イェーガーで8分01秒02のシーズンベスト
3位はConseslus Kiprutoで8分09秒78
El Bakkaliは初の7分台。すでに世界大会での実績もあり、若いのでまだ記録更新の余地があるだろう。

男子走高跳
Danil Lysenkoが2m40のヨーロッパ歴代5位タイ&今季世界最高記録で優勝
2位はWang Yuで2m30
3位はMajed El Dein Ghazalで2m27
シニア2年目での2m40超えはソトマヨルに次2人目。現役での2m40超えは複数いるが、現在でも安定しているのはバルシムだけ。バルシムは世界大会での強さがあまりないので、Lysenkoに世界大会での優勝のチャンスはある。
戸邉直人は2m27で4位。ついこの間自己ベストを出したばかりだが、この舞台ではまずまずの結果だろう。

女子400m
Shaunae Miller-Uiboが48秒97の世界歴代10位
2位はSalwa Eid Naserで49秒08のアジア記録
3位はShakima Wimbleyで50秒85
やっとMiller-Uiboが48秒台を記録、2009年以来の48秒台。去年の世界陸上は先頭を走っていたにも関わらずつまずいて4位、実力からすれば来年の世界陸上は優勝だろう。
Naserは予想外の好記録。2位の記録としては1996年のキャシー・フリーマン以来の好記録。まだ若いので彼女にも48秒台が期待できる。

女子800m
キャスター・セメンヤが1分54秒60で優勝
2位はフランシーヌ・ニヨンサバで1分55秒96
3位はNatoya Gouleで1分56秒15のジャマイカ記録
セメンヤはセカンドベスト。今年のセメンヤは今までと違い本気で走っているように見える。しかし、それでも1分54秒台というのは、やはり上位の記録はとんでもないと実感させる。来年以降のセメンヤはどのように競技に参加するのだろうか。
Gouleは今年3秒以上も自己ベスト更新。1分59秒台の記録を持ち、そこそこ速かったが、世界大会では予選通過したことがない。

女子3000mSC
Beatrice Chepkoechが8分44秒32の世界記録で優勝
2位はCourtney Frerichsで9分00秒85の世界歴代6位&北中米カリブ記録
3位はHyvin Jepkemoiで9分04秒41
Chepkoechが従来の世界記録を8秒以上更新。この種目は歴史が浅いため、このくらいの記録が出てもそれほど驚きはない。とはいえこの記録、3000mの日本記録より速いので、とてつもないのは間違いない。
posted by クライシ at 19:40| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月14日

Diamond League Rabat 2018

https://rabat.diamondleague.com/en/programme-results-rabat/

男子100m -0.4
クリスチャン・コールマンが9秒98のシーズンベストで優勝
2位はロニー・ベイカーで9秒98
3位はNoah Lylesで9秒99
コールマンがなんとか競り勝ったレース。今季不調だったため、なんとか勝ててよかった。もうシーズンも中盤から終盤に差し掛かり、これからのレースは多くない。今季は室内60mで世界新記録を出し、屋外でも好調かと思われたが、自己ベストは難しいだろう。来季以降に期待。
posted by クライシ at 22:44| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月07日

Diamond League Lausanne 2018

https://lausanne.diamondleague.com/en/programme_results_lausanne/

男子200m +0.4
Noah Lylesが19秒69の自己ベストタイ
2位はMichael Normanで19秒88
3位はアレックス・キニョネスで20秒08
100m得意なLylesと400m得意なNormanの対決だが、意外なことに前半Normanが先行しLylesが追い抜く展開。
Lylesは2度目の19秒69。前回は追風2m/sだったので、今回のほうがいい走りだったと思う。去年の時点でも世界トップクラスだったが、今年の好調を維持すれば来年の世界陸上は優勝候補で間違いない。また100mも速いので2冠を狙っていいと思う。
Normanは恐らく100mでも9秒台を出せるポテンシャルがある。機会があれば走ってほしい。

男子400mH
アブデラマン・サンバが47秒42で優勝
2位はKarsten Warholmで47秒94
3位はYasmani Copelloで48秒85
サンバは相変わらず安定感を維持している。7回連続の48秒切りは恐らく過去最多。そもそも1シーズンで7回以上48秒を切った例は2005年バーショーン・ジャクソンの7回、1997年Bryan Bronsonの8回、1995年デリック・アドキンスの9回、1994年デリック・アドキンスの8回、1992年ケビン・ヤングの9回、1990年ダニー・ハリスの9回、1983年エドウィン・モーゼスの7回しか例がない。このままだと1シーズン最多記録更新の可能性は高い。
posted by クライシ at 18:58| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月01日

Diamond League Paris 2018

https://paris.diamondleague.com/en/programme-results/programme-2018-results/

男子100m +0.8
ロニー・ベイカーが9秒88の自己ベスト&今季世界最高記録で優勝
2位はジミー・ヴィコで9秒91のシーズンベスト
3位は蘇炳添で9秒91のアジア記録タイ
今季室内から好調だったベイカーが屋外でも過去最高のシーズンを送っている。すでに20代中盤であまり期待していなかったが、この調子を来年も維持できれば世界大会でのメダル争いができる。
ヴィコも調子がいい。この選手は2013年に9秒台に突入してから6シーズン連続9秒台を記録している。自己ベストも9秒86のトップレベルなのだが、世界大会では下位に沈むことが多い。
蘇も好調を維持。この選手はダイヤモンドリーグでも優勝争いに絡むような、アジアではなく世界レベル。現在、レースランキング3位でファイナル出場の可能性は高い。ファイナルは8月30~31日なので、アジア大会の最終日と被る。100mのみに出場するようであれば関係ないが、リレーも出るとなるとファイナル出場は無理だからどうするんだろう。
マイク・ロジャースは10秒10で6位。
記録についてどうこう言わないが、公式結果をみるとイエローカードを貰っている。何をやらかしたんだろう。

男子100mB +1.2
アブドラ・アブカル・ムハンマドが10秒03のアジア歴代10位タイ&サウジアラビア記録
2位はハサン・タフティアンで10秒03のアジア歴代10位タイ&イラン記録
3位はヘンリコ・ブルンジースで10秒15
ムハンマドは2016年のジュニア時代に10秒04を記録。当時の自己ベストを0.4秒以上も更新した記録で突出していたので、更新は難しいと思っていた。安定感のある選手ではないが、アジア大会でも好調であれば上位に入るだろう。
タフティアンはムハンマドに比べれば安定感はある。彼もアジア大会で上位に入る可能性がある。

男子200m -0.7
Michael Normanが19秒84の自己ベストで優勝
2位はRai Benjaminで19秒99の自己ベスト
3位はアレックス・キニョネスで20秒08
Normanは全米で決勝棄権したため怪我でもしたのかと思ったが関係なさそうだ。少し前まで200mと400mの大台突破はマイケル・ジョンソンとラショーン・メリットだけだったが今では当たり前のようになっている。彼はジュニア時代から100mも速かったから、走る機会さえあれば9秒台に突入するのではないだろうか。
Benjaminは屋外自己ベストこそ20秒64だが、今季室内で20秒34を記録していたのでそこそこいいタイムで走ると思っていた。とはいえ19秒台は予想外。400mH専門の選手としては言うまでもなく最速。ウォーレン・ウィアが400mHの記録を持っているが、彼を400mH専門とは言わないだろう。

男子400mH
アブデラマン・サンバが46秒98の世界歴代2位&アジア記録で優勝
2位はKyron McMasterで47秒54のイギリス領ヴァージン諸島記録
3位はKarsten Warholmで48秒06
サンバは史上2人目の46秒台。好記録が出るのは予想されたが、本人もこんな記録が出るとは思わなかったらしい。今季初めて47秒台に突入した選手が46秒台まで記録。6試合連続48秒切りは1992年のケビン・ヤング以来。ただし、1995年のデリック・アドキンスは世界陸上の予選と準決を挟んでいるのでそれを含まなければ7回連続。
今季、Rai Benjaminが47秒02と46秒台に迫ったが、彼はフラットの400mが速いためそういうこともあり得るのかと思った。しかし、サンバは400mの記録が45秒47とBemjaminよりも0.7秒以上遅い。もちろん、これが彼のベストだとは思わないが、それでもハードリングの上手さもあるだろう。また、後半の強さが異常、とても400mHの最後とは思えないほど足が動いている。速さも強さも兼ね備えた選手で、まだ若い、彼の時代か、それともBenjaminとのハイレベルな時代になるか。
McMasterはキャリアで2回目の47秒台。去年の世界陸上は優勝候補であったが、予選で失格。今回のタイムは今までであれば世界大会の優勝が狙えたが、たった1年で様相がガラリと変わってしまった。ただ、彼もまだ若い、どこかでチャンスはあるだろう。

女子400m
Salwa Eid Naserが49秒55のアジア記録で優勝
2位はJessica Beardで50秒39
3位はPhyllis Francisで50秒50
Naserは他の選手に比べて小柄に見えるが、それを感じさせないくらいダイナミックな走り、後半も落ちない。アジア記録は時間の問題だったが、中盤まで記録を伸ばした。すでに世界陸上のメダルを獲得しており、今後も世界で活躍できる選手だろう。

女子800m
キャスター・セメンヤが1分54秒25の世界歴代4位&南アフリカ記録で優勝
2位はフランシーヌ・ニヨンサバで1分55秒86のシーズンベスト
3位はAjee' Wilsonで1分57秒11
セメンヤがパメラ・ジェリモ以来の1分54秒台。ルールが変わる影響でパフォーマンス低下の前に好記録を出そうと思ったのか。見た感じだとまだまだ記録を出せそうにも見える。

女子3000mSC
Beatrice Chepkoechが8分59秒36の世界歴代4位で優勝
2位はCelliphine Chepteek Chespolで9分01秒82のシーズンベスト
3位はHyvin Jepkemoiで9分03秒86のシーズンベスト
Chepkoechは去年に続き8分台を記録。8分台を複数回記録したのはRuth Jebetに続き2人目。
posted by クライシ at 18:34| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月11日

Diamond League Stockholm 2018

男子100m +2.0
ハサン・タフティアンが10秒07のシーズンベストで優勝
2位は桐生祥秀で10秒15のシーズンベスト
3位はGavin Smellieで10秒17
タフティアンは今季世界室内で6秒53を記録し5位、屋外でも10秒1台をマークしており好調。今回は絶好の風を貰い自己ベストまで0.03秒と迫った。彼は海外でも自己ベストを出し、いわゆる内弁慶タイプではないが、世界大会ではパッとしない。とはいえ、2015年世界陸上、2016年五輪と予選通過しているので桐生よりは実績がある。タイムだけ見るとアジア大会ではメダル候補だろう。
桐生はなんとも言えないタイム。このコンディションだとあまり速いとは言えないが、2位は悪くない。

男子200m +0.9
ラミル・グリエフが19秒92で優勝
2位はアーロン・ブラウンで20秒07
3位はLuxolo Adamsで20秒36
グリエフはダイヤモンドリーグオスロに続き19秒台を記録、さすが世界チャンピオン。去年の世界陸上は伏兵の優勝といった感じだったが、元々力はあった。グリエフは現在、ダイヤモンドレース2位、1位はNoah Lylesかと思ったら、アーロン・ブラウン。

男子400mH
アブデラマン・サンバが47秒41のアジア記録で優勝
2位はKarsten Warholmで47秒81のヨーロッパ歴代4位&ノルウェー記録
3位はヤスマニ・コペロで48秒91
ダイヤモンドリーグオスロ、ダイヤモンドリーグローマと同じような展開でサンバが優勝、上位3人は全く同じ。
サンバは5戦連続47秒台、これは1995年のデリック・アドキンス以来らしい。Rai Benjaminが47秒02のとんでもない記録を出したため、薄れてしまうが今回の記録もなかなか。今後はどこまで記録を伸ばせるかや、Benjaminとの対決が楽しみ。

男子棒高跳
Armand Duplantisが5m86で優勝
2位はSam Kendricksで5m81
3位はPiotr Lisekで5m76
Duplantisはダイヤモンドリーグ初優勝、記録もまずまず。ダイヤモンドリーグユージーンでも2位に入っており、国際大会でも結果を残している。

男子走幅跳
Juan Miguel Echevarríaが8m83(+2.1)で優勝
2位はJeff Hendersonで8m39(+3.4)
3位はLuvo Manyongaで8m25(+0.7)
追い風参考含めても8m80以上の跳躍はイバン・ペドロソの8m96以来、10代では最高記録。公認では8m50(+0.2)と自己ベストに3cm迫る好記録。追い風参考とはいえ、たった0.1m超えただけ、今季公認で8m70ぐらい跳んでも全然おかしくない。
Manyongaが予選を除いて3位以下になるのは、2016年6月以来。今回はManyongaにしては低記録。

男子円盤投
Fedrick Dacresが69m67のジャマイカ記録で優勝
2位はAndrius Gudžiusで69m59の自己ベスト
3位はエフサン・ハダディで67m68
Dacresは今季非公認で69m83を記録、あと少しで70mまで来ている。ダイヤモンドリーグでも今季2勝しており、まだ世界大会のメダルはないが、来年以降可能性は充分あると思う。
Gudžiusも負けてしまったが、自己ベスト。彼は今季69m台を4回記録しており、安定している。

女子100m -0.1
Dina Asher-Smithが10秒93で優勝
2位はミュリエル・アウレが11秒03
3位はMichelle-Lee Ahyeで11秒11
Asher-Smithはダイヤモンドリーグオスロで10秒92(+1.6)のイギリス記録、今回はほぼ無風ながらそれに迫る記録。200mでは常に世界大会のメダル候補でありながら、2015年世界陸上5位、2016年五輪5位、2017年世界陸上4位とあと少しのところで逃している。100mの自己ベスト更新は3年ぶり、200mも2015年に記録したものなので、更新の可能性はある。

女子400m
Salwa Eid Naserが49秒84のアジア歴代2位&バーレーン記録
2位はPhyllis Francisで50秒07のシーズンベスト
3位はJessica Beardで50秒55
Naserはアジア記録まで0.03秒、この調子で行けば更新の可能性は高いのではないだろうか。ジュニア時代に好記録を出しても、翌年タイムを伸ばせないことはザラにあるが、彼女は今季も好調。すでに世界トップレベル、アジア大会でも49秒台の好記録に期待したい。

女子100mH +1.3
Brianna McNealが12秒38の今季世界最高記録で優勝
2位はDanielle Williamsで12秒48の自己ベスト
3位はアリナ・タライで12秒55
McNealは2017年シーズンを居住地報告ミスのため1試合も出ることができなかったが、今季は好調。元々、アメリカ選手の中では世界大会でも結果を残す方で、世界陸上、五輪も制している。一時期は世界記録も射程範囲内だったが、流石にそこまで戻すのは難しいだろう。とはいえ、今回も好タイムを記録しており、来年の世界陸上では優勝候補の一人。
posted by クライシ at 23:40| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

Diamond League Oslo 2018

https://oslo.diamondleague.com/en/programme-results/programme-2018/

男子200m +1.0
ラミル・グリエフが19秒90のシーズンベストで優勝
2位はアーロン・ブラウンで19秒98の自己ベスト
3位はJereem Richardsで20秒19
グリエフは2015年以来の19秒台でセカンドベスト。全体的に好記録が出ているので、コンディションは良かったのだろう。膝にテーピングしているし、ダイヤモンドリーグユージーンでは20秒57で7位、ここまで上げてくるとは思わなかった。彼は世界陸上は優勝しているが、ヨーロッパ選手権は制したことがない、今年は大チャンスだろう。

男子400mH
アブデラマン・サンバが47秒60で優勝
2位はKarsten Warholmで48秒22
3位はヤスマニ・コペロで48秒54
8台目まではWarholmが先行、残り75mでこれだけの差が付いている。サンバは今季4戦全勝、全て47秒台。これだけの安定感のある選手は久しぶり、ダイヤモンドリーグ総合優勝の可能性は高い。
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2018年06月02日

Diamond League Rome 2018

https://rome.diamondleague.com/en/programme-results/programme-results-rome/

男子100m -0.4
ロニー・ベイカーが9秒93の自己ベスト&今季世界最高記録で優勝
2位はジミー・ヴィコで10秒02
3位はFilippo Tortuで10秒04
ベイカーはユージーンに続き2勝。向かい風でこのタイムはいい、追い風であれば8台の可能性もあった。学生時代は室内NCAA60mで2連覇しているが、屋外100mでは決勝にすら残ったことがない。全米選手権も7位が最高。
Tortuは2戦続けて10秒0台前半を記録、今後9秒台の可能性は十分。彼を見ていると2010年のクリストフ・ルメートルを思い出す。ルメートルもシニア1年目にこの大会に出場し、10秒09で2位。1ヶ月後に9秒台を記録した。
クリスチャン・コールマンは10秒06のシーズンベストで4位。
最後諦めて流しているが、それを含めても遅い。完全に60mに特化した選手になってしまったのだろうか。

男子400m
Fred Kerleyが44秒33のシーズンベストで優勝
2位はアブダレラ・ハルーンで44秒37のシーズンベスト
3位はPaul Dedewoで44秒58の自己ベスト
Kerleyはダイヤモンドリーグ初優勝、彼にとって国外最高記録。ちょっと前半からペースを飛ばしているように見えたが、なんとか持った。彼は去年頭角を現したばかりで、世界大会の経験が少ない。今後実力を発揮できるようになれば、メダルにも絡めるだろう。
ハルーンはセカンドベスト。自己ベストが突出していたが、今季になってその間を埋めてきている。いずれ更新するのではないだろうか。
Oscar Husillosは46秒04のシーズンベストで9位
彼は室内で失格になっていたとはいえ44秒台で走っていたので、45秒台は期待していた。今年はヨーロッパ選手権があるので、そこで44秒台を期待する。

男子400mH
アブデラマン・サンバが47秒48のアジア記録&今季世界最高記録で優勝
2位はKarsten Warholmで47秒82のノルウェー記録&ヨーロッパ歴代4位タイ
3位はヤスマニ・コペロで48秒63
サンバが再び自己記録更新。従来のアジア記録は47秒53となかなかレベルが高かったが、18年ぶりに更新。Warholmが前半から飛ばしていたので、いい目標になってたと思う。サンバは後半もほとんど落ちていなかった。
Warholmは初の47秒台を記録。世界チャンピオンとしてふさわしいタイムを出してきた。

男子走幅跳
Luvo Manyongaが8m58(0.0)の今季世界最高記録で優勝
2位はJuan Miguel Echevarríaで8m53(+0.5)の自己ベスト
3位はRuswahl Samaaiで8m34(+0.9)
Echevarríaはシニア1年目としてはカール・ルイスに次、イバン・ペドロソと並ぶ歴代2位タイ。今年は室内合わせて6戦中5戦で8m20以上を記録、国際大会でも安定して実績を残している。来年の世界陸上では有力なメダル候補。
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2018年05月28日

Diamond League Eugene 2018

https://eugene.diamondleague.com/program_results_eugene/

男子100m +2.4
ロニー・ベイカーが9秒78で優勝
2位はクリスチャン・コールマンで9秒84
3位はReece Prescodで9秒88
ベイカーは今季9秒97を記録しているので、この風なら妥当なタイム。コールマンに勝ったのは意外。
コールマンは今季屋外100m初戦。期待していただけに今回のタイムは残念、彼なら公認でも出せるだろう。また、タイムだけでなくベイカーに負けたのもガッカリ。
蘇炳添は9秒90で4位。
ここは初の9秒台を出した演技のいい舞台だが、タイムは微妙。上海では10秒05(-0.5)だったから、それに比較すると劣る。またスタートが得意な彼にしては珍しく、動画で見ても分かるぐらい遅れている。リアクションタイムは0.186秒と全体で一番遅い。

男子200m +2.0
Noah Lylesが19秒69の世界歴代10位タイで優勝
2位はJereem Richardsで20秒05
3位はアーロン・ブラウンで20秒07のシーズンベスト
コーナーを抜けたあたりでアイザック・マクワラとLylesがトップにいたが、マクワラは怪我で途中棄権。そのまま走れていれば自己ベスト近いタイムで走ったと思う。
Lylesは200mをメインにしているが、100mで世界ジュニアを制しているだけあって100mも速い、9秒台は十分可能。

男子砲丸投
Ryan Crouserが22m53のシーズンベスト
2位はMichał Haratykで21m97のポーランド記録
3位はDarlan Romaniで21m95の南アメリカ記録
Crouserは相変わらず22m台を当たり前のように投げてくる。彼には22m80くらいを期待している。
Tomas Walshは21m84で4位。この記録は順位別最高記録。

女子棒高跳
ジェニファー・サーが4m85で優勝
2位はEliza McCartneyで4m85の世界歴代8位タイ&オセアニア記録
3位はSandi Morrisで4m70
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2018年05月13日

Diamond League Shanghai 2018

https://shanghai.diamondleague.com/programme-results/programme-results-shanghai/

男子100m -0.5
Reece Prescodが10秒04のシーズンベストで優勝
2位は蘇炳添で10秒05のシーズンベスト
3位は謝震業で10秒17のシーズンベスト
前半から蘇が飛び出し、1着でゴールしたかに見えたが、9レーンのPrescodが追い込み優勝。
Prescodは自己ベストに0.01秒迫るセカンドベストタイ。一昨年突然10秒04の好記録を出し、去年の世界陸上では7位入賞。今回も9秒台の選手が多くいる中、勝負強さを見せた。今回のコンディションは雨が降っていたため9秒台を出す地力はあるだろう。
蘇は5月初旬に怪我をしたため心配したが、全く問題ない走り。アジア大会は間違いなく優勝候補、コンディション次第で9秒台もありえる。
謝震業はまずまずのタイム。アジア大会でもメダル候補。特に彼の場合200mを得意としているので、200mでは優勝候補。
ジャスティン・ガトリンは10秒20で7位。
彼のキャリア全体で7位というのは調べた限り1度もない。ジュニア以前のローカルな試合は分からないが、国際大会では恐らく初。初戦は10秒05だったから、今回は失敗レースと見たほうがいいかも知れない。
桐生祥秀は10秒26で9位
以前の桐生に比べればマシだが、実力からすると微妙なタイム。今季はまだ記録を出していないので、そもそも実力を出した上での記録かも知れない。

男子400m
Steven Gardinerが43秒99で優勝
2位はアイザック・マクワラで44秒23のシーズンベスト
3位はアブダレラ・ハルーンで44秒51
Gardinerはドーハに続き43秒台を記録、完全に43秒台をものにしたと言っていいだろう。今季はウェイド・バンニーキルクが怪我で出遅れ、他に43秒台が出せそうな選手がマクワラぐらいしかいない。ダイヤモンドリーグ総合優勝の可能性は高い。
マクワラは前回のドーハでは後半かなり失速していたが、今回はほとんどGardinerに離されなかった。彼は好記録を7月から8月にかけて出すことが多いので、5月の時点でこのタイムは今年も仕上がりは良さそう。

男子1500m
Timothy Cheruiyotが3分31秒48の今季世界最高記録で優勝
2位はSamuel Teferaで3分31秒63の世界ジュニア歴代8位
3位はAbdalaati Iguiderで3分32秒72のシーズンベスト
Teferaは今季室内で3分36秒05の世界ジュニア記録を樹立、世界室内では優勝。屋外でも世界レベルであることを証明した。


男子走幅跳
Luvo Manyongaが8m56(+0.2)の今季世界最高記録で優勝
2位はShi Yuhaoで8m43(+0.7)のアジア歴代4位
3位はHenry Frayneで8m15(+1.5)
Manyongaが最終跳躍でこの記録を跳び逆転。世界室内で敗れてしまい、連続勝利記録が途絶えたが、相変わらず強い選手であることは間違いない。
Shiはまだシニア1年目の19歳、19歳としてはカール・ルイス、イバン・ペドロソに次ぐ記録。去年の世界陸上はジュニア選手ながら6位入賞。大舞台で好記録を出す選手で今後に期待できるが、残念なことに最終跳躍で足を怪我してしまった、重傷ではないといいが。

女子200m -0.2
Shaunae Miller-Uiboが22秒06のシーズンベストで優勝
2位はダフネ・シパーズで22秒34
3位はShericka Jacksonで22秒36
Miller-Uiboはコーナーを出た辺りでもうトップ。100mの自己ベストは11秒19だが、ダフネ・シパーズやマリー・ジョゼ・タ・ルーとの比較から、10秒台を出せてもおかしくない。
200mは以前より明らかに速くなっているが、400mの方はあまり変わっていない。400mの48秒台は長い間出ていないので、そろそろ出てきて欲しい。
posted by クライシ at 01:11| Comment(0) | 陸上競技(DL・GL・WAF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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