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2015年07月15日

ユニバーシアード陸上2015

http://www.gwangju2015.com/info/

男子100m 0.0
Akani Simbineが9秒97の南アフリカ記録タイで優勝
2位はKemarley Brownで10秒12
3位はラミル・グリエフが10秒16
今季好調のSimbineが大差をつけ優勝、世界陸上でも好成績が望めそう。自己ベストではBrownが上だが元々安定感のある選手ではないし今季はあまり調子よくない。
グリエフはいつまで学生やってるんだ。そこはいいとして100mは標準突破しているため世界陸上出場可能、200mの方が得意だがこっちはまだ標準切っていない。
ちょっと驚いたのが準決で金国栄が10秒16(+1.8)の韓国記録。

男子400m
Luguelín Santosが44秒91で優勝
2位はGaone Maotoanongで45秒63の自己ベスト
3位はJan Tesarで45秒73の自己ベスト
この中だとSantosは実績・タイム共に突出している、実際圧勝。
北川貴理が46秒03で7位。佐藤拳太郎の方が可能性あると思っていたが少しの差で北川がタイムで拾われた。決勝でもタイム伸ばしこれはセカンドベスト、大舞台でこの結果はいい。

男子円盤投
Philip Milanovが64m15で優勝
2位はMatthew Dennyで62m58の世界ジュニア歴代6位
3位はAndrius Gudziusで62m54
優勝こそできなかったがDennyの記録はジュニア選手としては素晴らしい、ジュニア規格を投げればMartin Markovicの今季ジュニア最高記録に迫れると思う。ハンマー投げもシニア規格で今季70m以上投げているのでこれもそこそこレベル高い。

男子ハンマー投
Paweł Fajdekが80m05で優勝
2位はPavel Bareishaで75m75
3位はSiarhei Kalamoyetsで74m68
Fajdekとしては物足りない記録だがこの2日前にヨーロッパで試合をしているのでかなりの強行出場。そんな状態でも80m以上投げられるので他の選手はまず勝てない。これで今季上位リスト10の内9つがFajdekになった。
ラベル:屋外
posted by クライシ at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月04日

世界リレー2015

http://www.iaaf.org/competitions/iaaf-world-relays/iaafbtc-world-relays-bahamas-2015-5676/timetable/byday

男子4x100mリレー
アメリカが37秒38の大会記録で優勝
2位はジャマイカで37秒68のシーズンベスト
3位は日本で38秒20のシーズンベスト
久々にアメリカが世界大会でこの種目優勝、ボルトが世界大会のこの種目で負けたのは2007年世界陸上以来。アメリカは全力のメンバーと言っていいだろう、ジャマイカも調子次第でメンバーが変わるがこの面子で0.3秒付けらたのは世界陸上で少しの不安材料だと思う。
日本ははっきり言って期待していなかった、この面子で38秒20は驚き。前回大会の3位が38秒19だから同じくらいか、世界陸上だともう少し上がると思う。
カナダは予選で失格、いい面子揃ってるんだからバトン上手くなれと言いたい。

男子4x400mリレー
アメリカが2分58秒43の今季世界最高記録で優勝
2位はバハマで2分58秒91のシーズンベスト
3位はベルギーで2分59秒33のベルギー記録
日本は決勝Bにすら残れなかった。昔はマイルのほうが世界に近いこともあったが今はずいぶん離されている。
posted by クライシ at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

NEW QUALIFICATION SYSTEM INTRODUCED FOR IAAF WORLD CHAMPIONSHIPS

http://www.iaaf.org/news/iaaf-news/world-championships-qualification-system-2015

2015年世界陸上の標準記録が発表された。有効期間が10月1日からなのですでに新井涼平、右代啓祐、福島千里が突破している。福島は正直もう下り坂だと思ったからすでに突破してかなり気が楽だろう、日本選手権でも福島に勝てる選手は現時点でいないから問題は記録だった。

及川がTwitterでエリアチャンピオンはワイルドカードと同じ扱いと書いていたのでまさかと思い確認してみたがそのようには読めない、今までどおり標準突破扱いということだろう。ワイルドカードが与えられるのは前回大会優勝者とダイヤモンドリーグ総合優勝者、ハンマースローチャレンジ総合優勝者のみ。大体、エリアチャンピオン程度にワイルドカードが与えられるとは考えにくい。
posted by クライシ at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月15日

コンチネンタルカップ2014

http://www.iaaf.org/results/iaaf-world-cup/2014/iaaf-continental-cup-2014-4953

男子100m -0.1
James Dasaoluが10秒03で優勝
2位はマイク・ロジャースで10秒04
3位はFemi Ogunodeで10秒04のアジア歴代7位
前半からDasaoluが抜け出すもロジャース、Ogunodeに後半詰められてギリギリの勝利。今季9秒台こそ出せなかったが10秒0台を連発して安定していた、追い風が吹いていれば今回も9秒台を出せただろう。今季はヨーロッパ選手権も制し調子は良かったが、アシュミード等のジャマイカ勢に比べるとまだ力が足りないと思うから来年の世界陸上も決勝進出できるか分からない。
ロジャースも今季好調だったからDasaoluに負けるとは思わなかった、そこまで力の差はないと思うからちょっとした調子の波で順位が入れ替わるんだろう。
Ogunodeは本当に少しずつ自己ベストを更新している、今季の出来を見ると9秒台の可能性は十分ありそうだが風に恵まれた試合がそう多くない、アジア大会ではほぼ間違いなく優勝すると思うので記録に期待したい。
クリストフ・ルメートルは10秒13で5位、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨んだが今季の調子だとこんなもんだろう、もう100mで戦うのは厳しいかもしれない。これで来年も世界陸上で決勝に残れるようだと面白いんだが難しいだろう。
Zhang Peimengが10秒18のシーズンベストで6位、この風でこのタイムならいい、アジア大会では山縣がこの選手に勝てるかどうか。

男子200m +0.2
アロンソ・エドワードが19秒98で優勝
2位はRasheed Dwyerで19秒98の自己ベスト
3位はFemi Ogunodeで20秒15
レーンが離れていたから分かりづらいがコーナー出たあたりではDwyerが少しリードか互角、フィニッシュ見てもどっちが勝ったか分からないくらい接戦だった。Dwyerはジャマイカ選手権、コモンウェルスゲームズを制し急成長、来年の世界陸上はWeir、アシュミード、ヤング、Livermore等から勝ち上がらないといけない。
Ogunodeはこの種目でも3位、ルメートルにも勝てているしタイムも悪くない、この種目もアジア大会では優勝間違いないだろう。アベレージが高いので大会記録更新の可能性もあると思う。

男子4x100mリレー
アメリカが37秒97で優勝
2位はヨーロッパで38秒62
3位はアフリカで39秒10
4位はアジアで39秒50
1位のアメリカはコリンズ、ロジャース、カーター、トンプソンと全員違う国籍、その割にはバトンが上手く繋がったと思う。アメリカ以外の地域は遅過ぎる。アジアは全部日本の選手で揃えているがコンチネンタルカップはあまり重視していないようで2軍の選手を派遣している、それでもこのタイムはあまり良くない。

女子200m +0.3
ダフネ・シパーズが22秒28で優勝
2位はJoanna Atkinsで22秒53
3位はMyriam Soumaréで22秒58
100mでは3位に終わってしまたがこっちではしっかり優勝、このタイムはセカンドべスト。何回も言ってるがこれからもスプリント種目で世界を目指した方が良いんじゃないだろうか、世界大会でも決勝には間違いなく行ける。来年七種競技で大幅自己記録更新でもしない限りは200mと比較して優位な点がない。
posted by クライシ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月27日

ユース五輪陸上2014

http://www.iaaf.org/competitions/youth-olympic-games

男子100m -0.5
Sydney Siameが10秒56で優勝
2位は大嶋健太で10秒57
3位はTrae Williamsで10秒60
今季10秒27で走っていたRaheem Chambersは予選で足を痛め決勝は棄権、大嶋は金の可能性も大いにあったが接戦でまくられた。フィニッシュ次第で勝てたかもしれないぐらいの接戦、本人は優勝と勘違いしてガッツポーズしていた。大嶋は期待していただけに残念、ユースレベルでも日本人は後半弱いのか。
去年10秒37で走ったKristoffer Hariは10秒80で5位タイ、期待するような活躍は出来なかった。

男子110mハードル(91.4cm) +1.3
Jaheel Hydeが12秒96の世界ユース最高記録で優勝
2位はHenrik Hannemannで13秒40の自己ベスト
3位はGyeongtae Kimで13秒43の自己ベスト
1人だけレベルが違った、普段慣れている高さだからか非常にスムーズ、従来の記録を0.16秒も更新。今期に入りジュニアもユースも12秒台に突入した。恐らく世界ジュニアにこの種目で出ていてもメダルが取れていたと思う。現時点ではシニア規格で結果を残している400mHの方が可能性が高いだろう、110mハードルはシニア規格までの移行が難しいと思う。

男子砲丸投(5kg)
Konrad Bukowieckiが23m17の世界ユース歴代3位で優勝
2位はAndrei Toaderで21m00
3位はMerten Howeで20m13
大会記録まであと6cm、ジュニア規格で22mを投げていたので大会記録更新の可能性は高いと思っていた。今季もう投げる機会は殆ど無いんじゃないだろうか、ユース歴代2位に上がって欲しかったがジュニアの方は世界ジュニア記録も更新可能だと思うのでそちらに期待したい。

男子ハンマー投(5kg)
Hlib Piskunovが82m65の世界ユース歴代7位で優勝
2位はBence Halaszで81m90
3位はAhmed Tarek Ismailで78m59の自己ベスト
世界ユース歴代最高記録保持者のBence Halaszがまさかの2位、予選では83m68を投げていたからどう考えても優勝すると思っていた。
Piskunovは1998年生まれで来年までユース、来年の世界ユースでは期待の星、これまでの自己ベストは79m94だった。6kgは13歳(中学1年相当)で59m52、シニア規格は今季62m04を投げている。
posted by クライシ at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月02日

コモンウェルスゲームズ陸上2014

http://results.glasgow2014.com/sports/at/athletics.html

男子100m 0.0
Kemar Bailey-Coleが10秒00のシーズンベストで優勝
2位はAdam Gemiliで10秒10
3位はニッケル・アシュミードで10秒13
Bailey-Coleは準決で10秒00のシーズンベスト、決勝は9秒台と思ったが残念ながら同タイムだった。後半に強い選手なので200mも積極的に走って欲しい。
Gemiliは準決で10秒07を記録、既に10秒0台を8回も記録してアベレージが高い。既に上位10パフォーマンス平均は非黒人系スプリンターとしてルメートルに続く記録。この大会でメダルを取った非黒人は1982年のアラン・ウェルズ以来。今季自己ベストこそ更新したが9秒台に突入するにはまだ時間がかかるかもしれない。ヨーロッパ選手権では200mに出場するらしいので9秒台は来年以降にお預けかな。ただイギリスの100mの代表になる事自体難しいので来年の世界陸上100mで代表になれるかわからない。
アシュミードは今月9秒台を出したばっかりだが今大会では振るわなかった。力のある選手なんだが本番で強いという選手ではない。
Mark JelksとMonzavous Edwardsがナイジェリア代表として出ていた。どちらも落ち目の選手だが全米代表として世界陸上に出場したことがある。

男子200m +0.5
Rasheed Dwyerが20秒14で優勝
2位はWarren Weirで20秒26
3位はJason Livermoreで20秒32
ジャマイカが表彰台独占、ジャマイカ選手権の順位のまま。同レベルの選手にアシュミード、更に上にはボルト、ブレークがいるという状態だからジャマイカの強さが際立っている。Dwyerはジャマイカ選手権を制して今季は勢いがある、いずれ19秒台を出すだろう。
Weirは今季19秒82を記録しているも2位が多い、今大会では明らかに後半走りが崩れて本来の走りができていなかった。

男子400m
キラニ・ジェームスが44秒24の大会記録で優勝
2位はWayde van Niekerkで44秒68
3位はLalonde Gordonで44秒78のシーズンベスト
この程度の大会ならそんなに力入れないと思ったがNiekerkが引っ張ってくれたお陰で好記録が出た、自己6番目の記録。ジェームスはもうほぼ全ての主要大会を制している、後は世界室内とコンチネンタルカップ、ダイヤモンドリーグ総合優勝ぐらいか。コンチネンタルカップは今年獲ると思う。
Niekerkは現役選手じゃ中堅の力はありそう。3ラウンドで44秒台が出せるなら世界陸上でも決勝進出が期待できる。
Gordonはロンドン五輪以来の好記録、去年は200m走っていたが今後は400mで世界大会に出たほうがいいと思う。

男子砲丸投
O'Dayne Richardsが21m61のジャマイカ記録で優勝
2位はTom Walshで21m19
3位はTim Nedowで20m59
Richardsは今季初めて21m越を投げたばかりだが21m後半まで伸ばした。ジャマイカというと投擲のイメージはないが以前Dorian Scottがロンドン五輪で10位に入るなど結果を残している。ジャマイカは短距離だけのイメージだが日本記録と比較すると著しく劣っているのは長距離と棒高跳、ハンマー投、やり投ぐらい。これだけの記録が投げられれば世界大会でメダルの可能性もある。まだ世界大会の決勝経験もないが来年は可能性が高いと思う。
Walshは予選で21m24の屋外自己ベスト。個人的にはこの選手が優勝すると思っていた。今季は21m台を安定して投げ今後も活躍できると思う。
Jacko Gillは18m05で11位。予選で19m54しか投げられなかった時点であまり期待していなかったが予想以上に記録が悪い。今季は20m70の自己ベストを出しているがまだまだといった所。ダイヤモンドリーグ転戦して結果を残す選手になってほしい。

男子4x100mリレー
ジャマイカが37秒58の大会記録で優勝
2位はイングランドで38秒02
3位はトリニダード・トバゴで38秒10
アンカーに渡った時点ではジャマイカとイングランドがほぼ一緒。ボルトは今季そんなに練習積んでないと思うが相変わらず速い、200mは来年も優勝するんじゃないだろうか。
イングランド(イギリス)は毎回速いが不安定すぎる、今回はうまく行った方。世界ジュニアでも失格になっていたし世界大会の完走率相当低いんじゃないだろうか。走力あってメダルラインに常にいるんだからバトンをどうにかしろと思う。
南アフリカが38秒35の南アフリカ記録で4位。以前世界陸上で金メダルを獲得したこともあるがハッキリ言ってそれだけで安定して強くはない。今回の記録も悪くはないが今の世界の4継はレベルが上がっているからもう少しレベルアップしたいだろう。

女子100m +0.3
ブレッシング・オカグバレが10秒85の大会記録で優勝
2位はベロニカ・キャンベル=ブラウンで11秒03
3位はケロン・スチュワートで11秒07
オカグバレのタイムはセカンドベスト、追い風が強ければ自己ベスト更新も可能だったと思う。元々跳躍のキャリアが長いがもう完全にスプリンター、ただ100mではまだメダルをとれていない。100m、200m、走幅跳にエントリーすればそれだけ疲労がたまる、特にカールルイスのように走幅跳がずば抜けているわけでもないので試技回数が多くなってしまう。

女子200m +0.4
ブレッシング・オカグバレが22秒25で優勝
2位はJodie Williamsで22秒50の自己ベスト
3位はBianca Williamsで22秒58の自己ベスト
オカグバレが100mに続き2冠、こちらもセカンドベスト。ダイナミックなフォームで後半100mも体が安定している。
Jodie Williamsが今年に入り好調、100mではジュニア時代の記録を越えられていないが200mでは今季0.29秒更新。これだけのタイムが出せれば世界大会の決勝も見えてくる。
posted by クライシ at 15:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界ジュニア陸上2014

http://www.iaaf.org/competitions/iaaf-world-junior-championships/iaaf-world-junior-championships-2014-4954/timetable/bydiscipline

男子100m -0.6
Kendal Williamsが10秒21の自己ベストで優勝
2位はTrayvon Bromellで10秒28
3位は桐生祥秀で10秒34
Williamsは予選で10秒23の自己ベスト、準決は向かい風が強かったため10秒49だったが組1位通過。決勝はスタートからいい位置に付きそのままゴール。気温が低くコンディションが悪かったらしいがその中で自己ベスト更新、こういう大会で勝つには持ちタイム以上に勝負強さが必要だな。
Bromellは予選で10秒13、この記録は世界ジュニア予選最高記録。今季の調子からいえばこの選手が優勝間違いないと思っていた。以前からダレル・ブラウンと比較しているがこの結果だとジュニア時代のブラウンの方が上だったと思う。これからの成長に期待。
桐生は準決タイムで拾われたためメダルは厳しいと思った。2011年世界ユースの大瀬戸と同じような展開、隣と並ぶと硬くなるんだろうか。銅メダルという結果は素晴らしいが10秒34というタイムは評価しづらい。軽い痙攣も起こしていたらしいがだからと言ってどの程度で走れただろうか。桐生でさえ銅メダルしか取れないとなると今後ジュニアの100mで金メダル取れる選手は現れるんだろうか。
意外だったのはジャマイカ勢は一人も残らなかったこと。まずジャマイカ選手がメダルを取れなかったのが2002年以来、決勝に残らなかったのは1994年以来。決して人材がいないわけではないので単純に力を発揮できなかっただけだと思う。
今回は大会前に好タイムを出している選手が多く、高速トラックだっただけに優勝タイムは期待はずれだった。

男子200m +2.3
Trentavis Fridayが20秒04で優勝
2位はDivine Oduduruで20秒25
3位はMichael O'Haraで20秒31
全米ジュニアと同じく残念ながら追い風参考、自己ベストと大会記録更新は可能だっただろう。Fridayの優勝は予想通りだが2位のOduduruは完全にノーマークだった。大会前の自己ベストは20秒85で準決勝で20秒66の自己ベスト。公認内でも20秒3台は出せる力がありそう。
O'Haraは100mで不甲斐ない結果だったがこっちでは実力を出せたと思う、準決では20秒45の自己ベスト。
小池は20秒34で4位。追い風参考だが自己ベスト出せる走りだったと思う。
上位に入ると思ったZharnel Hughesは20秒73で5位。100mを回避して200mだけに臨んでいたので万全の状態ではなかったのかもしれない。
Thomas Somersは準決で20秒37の世界ユース歴代2位タイ。唯一ユースの決勝進出者だったが20秒92で7位だった。

男子400m
Machel Cedenioが45秒13の今季世界ジュニア最高記録で優勝
2位は加藤修也で46秒17のシーズンベスト
3位はAbbas Abubakerで46秒20
Cedenioだけ別格、すぐさまトップに立ち誰も追いつけなかった。世界リレーでも国内記録更新に貢献してシニアでも十分通用するレベル。
加藤は予選、準決と46秒2台で走り決勝も大幅にタイムを上げることはなかったが安定していた。前半はかなり遅く後半で追い込むレース展開、隣のCedenioが飛ばす中よく自分のペースで走れた。決勝でシーズンベストが出せたのはCedenioと加藤だけ、海外でこのタイム以上を出した日本人選手は10人もいないと思う。
期待していたMartin Manleyは準決落ち、今季は400mでまともに記録を残せていない。

男子110mハードル +0.5
Wilhem Belocianが12秒99の世界ジュニア記録で優勝
2位はTyler Masonで13秒06の世界ジュニア歴代2位
3位はDavid Omoregieで13秒35
Belocianがジュニア初の12秒台、自己ベストを0.16秒更新。シニア規格もレースがあれば更新の可能性が高い、13秒前半で走れるんじゃないだろうか。ジュニア時代にシニア規格で好記録を出した選手はその後も記録を伸ばしているがジュニア規格で好記録出してもその後伸びない選手が多い。これは世界ジュニアは最近までシニア規格で試合をしていることも関係有るだろう。Belocianはシニア規格でも好記録を残しているので期待している。
MasonはJaheel Hydeに負けていたのでここまでのタイムを出すとは予想外。ジャマイカはシニアもジュニアも層が厚くなっている。
Omoregieは予選よりタイムを落としてしまった、ただこれだけハイレベルだと銀メダルを取るのも相当難しかったと思う。
期待していた金井は準決落ち。

男子400mハードル
Jaheel Hydeが49秒29の世界ユース歴代2位で優勝
2位はAli Khamis Abbasで49秒55の自己ベスト
3位はTim Holmesで50秒07
予選からあまりタイムが良くなかったからもしかするとと思ったが問題なく優勝、前半からかなり飛ばしていた。ジャマイカがこの種目でメダルは初、シニアで48秒台選手が多くいるから意外。次回のジュニアも出られるからここからどこまで成長できるだろうか。この選手は110mハードルでもジュニアトップレベルなのでそっちでも見たかった。去年の世界ユースでは強い向かい風ながら世界ユース最高記録に0.01秒と迫っていた。
Abbasは大会前の自己ベストが51秒42と全く注目していなかった。世界ジュニアは2回目で前回は53秒90で予選落ち。400mの自己ベストは45秒65で去年のアジア選手権で2位に入っている。普通なら400mでエントリーすると思うが何でハードルに出場したんだろう、メダル獲れたからいいけど。今大会は後半の追い込みが凄かった。
Holmesは自己ベストを大きく更新しないと銀以上は無理だったから悪くない結果だろう。

男子三段跳
Lázaro Martínezが17m13の大会記録で優勝
2位はMax Hessで16m55の自己ベスト
3位はMateus Daniel de Sáで16m47の自己ベスト
Martínezは1回目で17m08(+0.8)の大会記録、この時点で優勝はほぼ決定。2回目に17m13(+0.7)を跳び3回目はファール、そこから4,5回目をパスし最終跳躍では16m39(+3.0)だった。既に4回も17mオーバー、ジュニア歴代で比較しても強い選手であることは間違いない。この種目のジュニア記録は30年近く破られていない、それを破る可能性のある今最も期待できる選手。

男子砲丸投
Konrad Bukowieckiが22m06の世界ジュニア歴代3位&世界ユース歴代2位
2位はDenzel Comenentiaで20m17
3位はBraheme Daysで20m01
Bukowieckiは2位に1m89差付ける圧勝、大会史上最大差。次回も出られることを考えれば恐ろしいがギルと同じようにベストパフォーマンスを出せないかもしれない。ユース五輪も控えているからそこで大会記録更新を目指して欲しい。
上位に来ると思われたMustafa Amer Ahmedは19m20で8位、Braheme Daysは20m01で3位。

男子円盤投
Martin Markovićが66m94の世界ジュニア歴代3位で優勝
2位はHenning Prüferで64m18の自己ベスト
3位はSven Martin Skagestadで63m21
大会記録こそ破られなかったが3位まで63mを越えるレベルの高い試合だった。Markovićは砲丸投で6位、去年の世界ユースでも砲丸投と円盤投にエントリーしていた。来年までジュニアだから歴代2位まで浮上する可能性ある。
砲丸投で期待していたPrüferはこっちで結果を出した。
Skagestadは大会前に65m66の今季世界ジュニア最高記録を出していたが大会では力を発揮できなかった。ちなみにこの選手は2012年にやり投げで68m29を投げている。
上位3人共シニア規格では57m50程度しか投げておらず今後シニアに移行して記録を伸ばせるか分からない。

男子ハンマー投
Ashraf Amgad Elseifyが84m71の今季世界ジュニア最高記録で優勝
2位はBence Pásztorで79m99
3位はIlya Terentyevで76m31
記録自体は悪くないが前回大会でこれ以上の記録を出しているからちょっと残念。あのユース世界最高記録が破られるのは相当先になるんじゃないだろうか。とりあえずシニアでも80m以上投げられる選手になればいいがそれも難しいと思う。
ちなみに2位のPásztorは前回大会も2位、こっちは前回大会よりも記録を伸ばした。

男子十種競技ジュニア
Jirí Sýkoraが8135点の大会記録で優勝
2位はCedric Dublerで8094の世界ジュニア歴代4位
3位はTim Nowakで7980点の世界ジュニア歴代7位
Jirí Sýkoraはシニア規格で7927点の世界ジュニア歴代10位を記録している、今大会の記録はジュニアの規格だと最高記録。走力も跳躍も投擲もそこそこでバランスの良い選手、チェコはバランス型の選手が多い。
Cedric Dublerは前回大会4位に入った選手。この選手は走力や跳躍はSýkoraと変わらないが投擲種目が弱い。

男子4x100mリレー
アメリカが38秒70の今季世界ジュニア最高記録で優勝
2位は日本で39秒02のシーズンベスト
3位はジャマイカで39秒12のシーズンベスト
アンカーに渡るまでアメリカと日本の差はそんなになかったがTrentavis FRIDAYが物凄く早かった。前回大会に続き世界ジュニア記録更新まであと少しだった。
日本は前回大会と同タイム、全員今大会で結果を残している選手だけあって良い記録だった。ジャマイカがもう少し強いと思ったが今大会で結果を残している選手が少ないのでその差があったと思う。日本はこの種目で最高位、今後もこの力を維持できれば金メダルを取ることも可能だろう。

男子4x400mリレー
アメリカが3分03秒31の今季ジュニア最高記録で優勝
2位は日本で3分04秒11のアジアジュニア記録
3位はジャマイカで3分04秒47のシーズンベスト
日本は予選で3分05秒40の好記録、日本ジュニア記録まで0.07秒。日本は400mのメダリストとファイナリスト揃えているので上位に来ると思っていた。アンカーの加藤はバトンが渡った時点では3位だったが流石銀メダリストという走りで後半追い込んだ。あの走りを見ると期待せざるをえない、今後シニアに入り日本を引っ張る存在になってほしい。
予選でナイジェリアの選手がオープンレーンになっても同じレーンを走るという珍事があった。これがなければ決勝進出していただろう。

女子100m -1.0
Dina Asher-Smithが11秒23で優勝
2位はAngela Tenorioで11秒39
3位はKaylin Whitneyで11秒45
男子同様コンディションが悪かった、予選でAsher-Smithは11秒18で走っていたため大会記録更新の可能性もあったと思う。
Tenorioは予選で失格となったが抗議が認められ再度レースを走ることになりタイムで救われた。2位は現実的に可能な最高の結果だったと思う。
Whitneyは持ちタイムこそトップだが今大会はあまりいい走りを見せられなかった。予選のタイムもあまり良くない。

女子200m +2.4
Kaylin Whitneyが22秒82で優勝
2位はIrene Ekelundで22秒97
3位はAngela Tenorioで23秒15
Kaylin WhitneyとDina Asher-Smithの戦いになると思ったがAsher-Smithは出てなかった。男子同様追い風参考となったが優勝タイムはあまり良くない。Whitneyは来年もユースなので世界ユースでは大会記録更新が期待できる。
Ekelundは大会前の記録がしょぼかったので期待していなかったが上手く合わせてきたようだ。
今大会の2位と3位が去年の世界ユースの1位と2位、それよりも若い選手が世界ジュニアを制したというのは不思議な感じだ。

女子100mハードル +1.9
Kendell Williamsが12秒89の大会記録で優勝
2位はDior Hallで12秒92の世界ジュニア6位タイ
3位はNadine Visserで12秒99の自己ベスト
全米ジュニアと同じ場所とほぼ同じ条件でほぼ同じタイム、これで世界ジュニア記録を破れないのならしょうがない。今回は七種競技に出なかったがこの種目もジュニアトップレベル、今後はどういう方向性で行くだろうか。
Hallは自己ベスト更新、あと少しで優勝だった。来年もジュニアなので世界ジュニア記録に迫れそう。
Visserは七種競技にも出てこちらも3位。七種競技中では13秒24(+1.1)のシーズンベストだった。予選は追い風参考が多く自己ベスト更新は難しいと思ったが決勝は絶好の条件、自己ベストを0.22秒も更新した。

女子棒高跳
Alayna Lutkovskayaが4m50の世界ジュニア歴代2位タイで優勝
2位はDesiree Freierで4m45の世界ジュニア歴代7位タイ
3位はEliza McCartneyで4m45の世界ジュニア歴代7位タイ
Lutkovskayaは4m57に挑戦したが1回失敗して止めた。映像を見てないが怪我でもしたんだろうか、そもそも何故4m57なんだろうか。上位3人は全て1996年生まれ、来年もジュニアなので世界ジュニア記録に迫れるじゃないだろうか。
4位のNina Kennedyは4m40の世界ユース歴代2位タイ。

七種競技
Morgan Lakeが6148点の世界ユース最高記録で優勝
2位はYorgelis Rodríguezで6006点
3位はNadine Visserで5948点
今季世界ジュニア最高を出して2連覇のかかるRodríguezはまさかの2位、すべての種目でシーズンベストが出せなかった。
Lakeは走高跳と2冠。七種競技で1m94の世界ユース歴代4位タイ、走高跳では1m93で優勝だった。Lakeも次回は2連覇がかかるがその時は更にすごい選手が現れたりするんだろうか。現時点でこれだけの記録が出せるなら来年の世界陸上に出る可能性もなくはない、ただイギリスのレベルが高いから国内選手権を勝ち抜くのは難しいだろう。
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2014年07月21日

世界ジュニア2014スタートリスト&予想

https://iaafmedia.s3.amazonaws.com/competitioninfo/dfd85f39-ef02-41b8-a1d7-69dfa7ad7c46.pdf
選手を調べるついでに予想

男子100m
余程のことがない限りTrayvon Bromellの優勝で間違いないだろう。2位以下に桐生、Zharnel HUGHES 、Jevaughn MINZIE、Michael O'HARA、Jalen MILLERといった選手。HUGHESは怪我が心配されたが復活、この選手2回目の世界ジュニアということで場馴れしていると思う。同様にO'HARAも去年の世界ユースで結果を残しているので強いだろう。そう考えると桐生はメダルライン上だと思う、10秒26が銅メダルの過去最高タイムなので無理ではない。

男子200m
Zharnel HUGHES、Trentavis FRIDAY、Jevaughn MINZIEと20秒3台が3人もいる、条件が良ければ大会記録更新は十分可能だろう。タイムは近いが地元のFRIDAYが有力、100mで10秒00の記録を持っているし100mで選ばれなかった分気合が入っていると思う。次点でMichael O'HARA。他にも世界ユースで結果を出したJonathan FARINHA 、Reynier MENA 、Vítor Hugo DOS SANTOS、Thomas SOMERSが上位に入れるか見どころ。
小池が出場者中タイムで6番目、今季は20秒台連発しているから決勝には来ると思う。

男子400m
Machel CEDENIOとMichael CHERRYが45秒台前半のタイムを持っている。CEDENIOは世界ユース4位、世界ジュニア5位の実績がありタイムも安定しているので一番可能性は高いだろう。CHERRYは全米ジュニアでTyler BROWNやLamar BRUTON-GRINNAGEに負けている。
加藤はシーズンベストで11番目、自己ベストで4番目。去年45秒69を出した時は非常に期待したのでせめて決勝に行って欲しい。
去年の世界ユース覇者のMartin MANLEYは今季46秒24でしか走っていないが100m、200mで大幅自己ベスト更新しているところを見るとこの種目も可能性高いだろう。そうなるとメダル争いにも加わってくる。

男子110mハードル
Wilhem BELOCIAN、David OMOREGIE、Tyler MASONと過去最高レベルの面子、条件次第で世界ジュニア記録更新も可能だろう。自己ベストは殆ど変わらないが既に世界ジュニアでメダルを獲っているBELOCIANが優勝候補だと思う。
金井は自己ベストで4番目、決勝はミスがない限り来るだろうし上位がミスをすればメダルの可能性もある。

男子400mハードル
ベストタイムではJaheel HYDEが突出しているがセカンドベストではTim HOLMESが上回っている。ただ単純にHYDEが本気で走ったレースが少ないだけかもしれないから優勝候補筆頭であると思う。HYDEはまだユースだから世界ユース最高記録にどこまで迫れるかが見どころかな。

男子三段跳
Lázaro MARTÍNEZがずば抜けている、優勝はほぼ間違いない。大会記録更新か自分が持つ世界ユース最高記録更新に期待するぐらいか。Miguel VAN ASSENもまだユースの選手でこの選手は世界ユース歴代10位以内に入る可能性がある。
山本は自己ベストで8位、この種目の日本人最高位は角田憲一の7位。2位以降はさほど差がないからこれを上回れるチャンス。日本ジュニア記録更新をすればメダルの可能性もある

男子砲丸投
21m超えをしているMostafa Amr AHMED、Konrad BUKOWIECKI、Braheme DAYSの争いになるだろう。この中で21m以上を複数回投げているのはBUKOWIECKIだけ、安定感という点では有利かも。次点でPatrick MÜLLER 、Henning PRÜFERのドイツ勢。
Willy VICAUTという選手がエントリーしているがこれはJimmy Vicautの弟。

男子ハンマー投
2連覇のかかるAshraf Amgad ELSEIFYが優勝するだろう、世界ジュニア記録更新に期待がかかる。次点でBence PÁSZTOR、この選手は2011年世界ユースチャンプ、前回の世界ジュニアは2位だった。80m以上を複数回投げているので上位に来るのは間違いない。
今季5kgで世界ユース最高記録を出したBence HALÁSZはシーズンベストで9番目。ジュニア規格でどこまで記録を伸ばせるか。

男子4x100mリレー
層の厚いアメリカ、ジャマイカが優勝候補、走力だけならアメリカが若干上で地元ということで可能性高い。次点で日本、イギリス、トリニダード・トバゴといったところか、この中では日本が一番強いと思う。

女子100m
今季世界ユース最高記録を出したKaylin WHITNEYとDina ASHER-SMITHの戦いになるだろう。ただWHITNEYはまだ若すぎるので失敗レースをする可能性があると思う。11秒2台の選手も多くいるのでかなりレベルの高いレースになると予想される。

女子200m
この種目も恐らくKaylin WHITNEYとDina ASHER-SMITHの戦いになるだろう。条件が良ければ大会記録更新も可能だと思う。
去年の世界ユース覇者であるIréne EKELUNDはシーズンベストで12位、今季はあまり調子が良くない。

女子400m
自己ベストではKendall BAISDENが2位に1秒以上の大差をつけているが50秒台は1回だけ、有力選手であることは間違いないがタイムほど差はないかもしれない。52秒を切っているのはこの選手とShakima WIMBLEYだけ。この2選手はほぼ間違いなくメダルを獲るだろう。

女子100mハードル
唯一12秒台の記録を持つKendell WILLIAMSが優勝候補、世界ジュニア記録も期待できる。次点でDior HALL、WILLIAMSにタイムでかなり離されているので勝つのは難しいだろう。これ以下の選手は0.3秒以上離されているので上位2人が抜けている。

女子七種競技
6000点超えが3人とレベルの高い戦いが予想される。特にYorgelis RODRÍGUEZ は2連覇がかかる。Morgan LAKEは走高跳にも出場する予定。以前世界ジュニアに出場しないというニュースを見ていたので出ないと思ってた。
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2014年05月26日

世界リレー2014

http://www.iaaf.org/competitions/iaaf-world-relays/iaaf-world-relays-5409/timetable/byday

男子4x100mリレーB
ウクライナが38秒53のウクライナタイ記録で優勝
2位はキューバで38秒60
3位は中国で38秒83のシーズンベスト
ウクライナは去年のユニバシアードで38秒56で優勝している、この時は2002年以来の38秒台だった。今回はその時のメンバーと1走が違う。38秒53は今回を含め3回記録しており1996年、2002年に記録している。ウクライナは予選でこのタイムを出していればで通過できたから勿体ないな、今回このタイム出しているから恐らく世界陸上に出てこられると思うけど。
キューバは38秒00の記録を持っているが2001年世界陸上を最後に世界大会に出場していない。これ以前は1992年五輪3位、1993年世界陸上4位、1997年世界陸上4位、1999年世界陸上4位、2000年五輪3位と安定して上位に位置していた。今回は予選で38秒44と2001年以降最速タイム。
中国はメンバー全員が1991年以降生まれの若手のチーム、アンカーはMo Youxueで去年の世界ユースチャンピオン。アジア大会ではZhang PeimengとSu Bingtianが入ってくるだろうから普通にバトンがつながれば38秒5くらいは出せるだろう。

男子4x100mリレーB
ジャマイカが37秒77で優勝
2位はトリニダード・トバゴで38秒04のシーズンベスト
3位はイギリスで38秒19
ジャマイカはネスタ・カーター、ニッケル・アシュミード、Julian Forte、ヨハン・ブレークとかなり力を入れたメンバー。ただ予選は2走がKemar Bailey-Cole、4走がAndrew Fisherで37秒71だった。300m地点のラップがどちらも28秒7でFisherが9秒01だったのに対しブレークは9秒07とそんなに速くなかった。ただ電動計時のラップじゃないから比較してもあんまり意味は無い。決勝で3走から4走の渡し方が危ないのでこれがタイムロスになったのかもしれない。それでもジャマイカは世界大会のリレーで2008年以降全勝、アメリカと違い失格が殆ど無い。
トリニダード・トバゴはアンカーにバトンが渡った時点で3位だったがトンプソンの追い上げで2位、決勝で予選よりタイムを伸ばしたのはトリニダード・トバゴとカナダだけだった。
イギリスは予選で37秒93。決勝ではアンカーをDaniel Talbotからドウェイン・チェンバースに変えたがチェンバースが予想外に遅かった。本来ならAdam Gemili、James Dasaoluが入るから37秒7台も可能だろう。
4位はブラジルで38秒40、5位は日本で38秒40だった。日本はタイムも順位もいつも通りだな。タイムを予選より落とすレースが多いのでこれが改善できればまたメダルが取れるだろう。3位の38秒19というタイムは現在の走力でも可能だったと思う。

男子4x200mリレー
ジャマイカが1分18秒63の世界記録で優勝
2位はセントクリストファー・ネイビスで1分20秒51の世界歴代3位
3位はフランスで1分20秒66の世界歴代4位
20年ぶりの世界記録。当時のメンバーはマイク・マーシュ、リロイ・バレル、Floyd Heard、カール・ルイス。マイナー種目とはいえ水準の高い世界記録だったと思う。ジャマイカは400mのラップが39秒0、ダントツだった。
セントクリストファー・ネイビスが2位は驚き、予選の21秒97も速いと思ったが1秒以上更新。4x100mリレーは振るわなかったがこっちではしっかりとメダルを獲得。
フランスは1走のルメートル以外は大したことない選手。これを見ると日本は普通にバトンパスできたら1分20秒台は可能だと思う。

男子4x400mリレー
アメリカが2分57秒25の今季世界最高記録で優勝
2位はバハマで2分57秒59
3位はトリニダード・トバゴで2分58秒34の世界歴代7位
アメリカはアンカーにラショーン・メリットがいたので他のチームは相当な差を付けないと太刀打ち出来ない、バハマもいい位置にいたがこれは勝てない。アンカーであれだけ差が付けられても余裕を持って直線で差しにいけるのは流石といったところ。
トリニダード・トバゴはここ最近マイルも強い、ロンドンでは銅メダル、2013世界陸上も決勝に進出している。

女子4x100mリレー
アメリカが41秒88の今季世界最高記録で優勝
2位はジャマイカで42秒28のシーズンベスト
3位はトリニダード・トバゴで42秒66
アメリカもジャマイカもそんなに強力では布陣ではないがタイムはいい。ジャマイカは2走から3走で少しミスをし3走からアンカーで失敗をしている、それがなければ競ったレースが見られたと思う。

有力選手が多く回避すると思ったからあまり期待していなかったがブレークやメリットなど世界トップクラスの選手が出場していて面白かった。優勝タイムも五輪や世界陸上に比べて大幅に劣ってはいない。
posted by クライシ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(世界大会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

世界室内陸上2014

男子60m
Richard Kiltyが6秒49の自己ベストで優勝
2位はMarvin Bracyで6秒51
3位はFemi Ogunodeで6秒52
Kiltyは予選から自己ベストタイ、準決も1着はカーターに譲ったがまだ余力がある状態で6秒52の自己ベスト。決勝では更に縮め6秒49の自己ベスト。白人の6秒50切りはモーネ・ナゲルに続き2人目、優勝もHaralabos Papadiasに続き2人目。去年よりも0.1秒以上自己ベストを更新、屋外でも10秒を切る可能性もある。本人も10秒を切る2人目の白人になりたいとコメントしていた。本来James Dasaoluが出る予定だったが回避したためKiltyが出場、その中で優勝をつかむことが出来た。怪我や資金不足で一時期は引退も考えていたらしい。
Ogunodeは予選でタイムが伸びなかったため調子落としているかと思ったが準決から上げてきて決勝でも3位。アジアがメダルを取るのは1993年のタラル・マンスール以来。60mから400mまでこの水準で活躍できる選手は相当珍しいと思う。弟がタイムこそ出しているが実力が全くわからないのでアジア大会では兄弟で出て欲しい。
Bingtian Suは6秒52の中国記録で4位。この記録でメダルが取れなかったのは1999年と2001年だけ。黄色人種としては最高成績。予選から6秒5台を出し準決では6秒57のシーズンベスト。タイムで拾われたにも関わらずそこから持ち直し0.03秒も自己ベストを更新した。100mも前半を得意とする選手だから屋外で大幅に記録更新することはないだろうが条件次第で10秒を切る可能性もある。
桐生は6秒62で準決1組6位。予想以上にレベルが高かった、前回大会なら決勝に行けるタイム。予選からタイムを伸ばし自己ベストから0.03秒しか離されなかったのは良い。予選でTrell Kimmons相手に競り勝てた事はかなり自信につながると思う。今季も10秒0台を出す可能性は大いにあるし9秒台の可能性もある。ただ国内で出して海外でも同じくらいのタイムが出せないと相手にならない。特に今年は世界ジュニアがあるからなんとしても優勝して欲しい。桐生が出来ないと次はいつになるのか分からない。
上位選手が欠場したため優勝タイムは物足りないが8位まで6秒60を切り全体のアベレージは今までで一番高かった。4位から8位まで着順別最高記録。

男子400m
Pavel Maslákが45秒24のチェコ記録で優勝
2位はクリス・ブラウンで45秒58の自己ベスト
3位はKyle Clemonsで45秒74
今季45秒17で走っているLalonde Gordonがもっと早いと思ったが予選からタイムを落としていき46秒39で5位。Maslákの相手になる選手はおらず準決では200m21秒19通過で後半は後ろを見る余裕さえ見せ45秒79で決勝進出。決勝では200m21秒17通過で250mくらいから後続を2〜3m離しそのままゴール。自己ベストを0.4秒も更新し屋外でも記録が期待できる、44秒中盤くらいまで伸ばしそう。
ブラウンはこの歳で自己ベスト更新、この記録は35歳以上最高記録。2003年から毎回出場しており2006年以降毎回メダルをとっている。ロンドン五輪は4位、去年の世界陸上ではあと少しで決勝進出とまだ世界と戦えている。

男子60mH
Omo Osaghaeが7秒45の自己ベストで優勝
2位はPascal Martinot-Lagardeで7秒46
3位はGarfield Darienで7秒47の自己ベスト
大会前はMartinot-Lagardeの優勝だと思っていたが準決でOsaghaeが7秒49の自己ベスト、決勝ではMartinot-Lagardeにミスが有り後半追い込むも少し足りなかった。Osaghaeは今まで屋外のアメリカ代表になったことはなく、全米も6位が最高。屋外自己ベストは13秒23なので室内でこのタイムなら更新の可能性も高い。
Martinot-Lagardeはフランス記録更新の可能性もあったから残念。まだ若い選手だからいずれする可能性もある、屋外でも好タイムを出せる力はあるだろう。

男子走高跳
ムタズ・エサ・バルシムが2m38のアジアタイ記録で優勝
2位はイバン・ウコフで2m38
3位はAndriy Protsenkoで2m36の自己ベスト
バルシムとウコフなら2m40を越える戦いになると思ったがそうならずに残念。バルシムはケツ下げるタイミングが上手く合えばもっと跳べると思う。これでも自己ベストだから屋外では問題なく2m40を跳べるだろう。逆にウコフはクリアランス時の体の使い方が上手いというか柔軟性が凄い。2m38を跳べたことは良いが屋外でも2m42を跳んだパフォーマンスが維持できるかどうか。

男子走幅跳
Mauro Vinícius da Silvaが8m28のブラジルタイ記録で優勝
2位はLi Jinzheで8m23の自己ベスト
3位はMichel Tornéusで8m21のシーズンベスト
Vinícius da Silvaは前回も最終跳躍で優勝を決めている。8m20程度で安定して五輪や世界陸上では入賞経験もあるがもう少し大きい跳躍がほしい。
Jinzheは最初の跳躍で8m19の自己ベスト、これが初めての世界大会でのメダルだが優勝まであと少しだった。去年は好記録を残すも世界陸上ではまともに記録を残すことが出来なかった。

男子三段跳
Lyukman Adamsが17m37の今季世界最高&自己ベストで優勝
2位はErnesto Revéで17m33の自己ベスト
3位はPedro Pablo Pichardoで17m24
屋外で17m76を出しているPichardoがこの程度しか跳べなかったのは驚き、シーズンベストですらない。
Adamsは前回大会は17m36で銅だったから前回よりもレベルが低かった。屋外の大会でもこの程度跳べればいいが五輪では17mを超えられなかった。
Revéは今季屋外の記録は越えられなかったがそんなに悪くない。ただ怪我をしてしまったので今季どうなるか分からない。去年も怪我で世界陸上を欠場している。

男子砲丸投
Ryan Whitingが22m05で優勝
2位はDavid Storlで21m79のシーズンベスト
3位はTom Walshで21m26のオセアニア記録
上位2人は前回大会と同じような結果。現役で22mを投げられる選手は限られているからWhitingは実力だけなら五輪や世界陸上でもメダルが取れるはずだが安定感がない。逆にStorlは21m後半安定しているが22mを投げられない。Storlが22m以上投げられるようになれば面白くなりそうだがまだ難しそうだ。
Tom Walshは去年の終わり頃から一気に伸びてきた。2012年は20mも投げられない選手だったが去年の12月にギルからニュージーランド記録を奪い今大会で60cm以上も自己ベスト更新。ジュニア時代からそこそこ強い選手だったがギルの影に隠れていた。ギルも今季からシニアなのでいい刺激になるといい
Germán Lauroは20m50で6位。相変わらず記録は伸ばすがその記録が世界大会で出せない。

七種競技
アシュトン・イートンが6632点の今季世界最高記録で優勝
2位はAndrei Krauchankaで6303点のベラルーシ記録
3位はThomas Van Der Plaetsenで6259点のベルギー記録
イートンは棒高跳までは世界記録更新ペースだったが1000mで前回よりもタイムを落としてしまい最終的に世界記録には13点足りなかった。前回よりも悪かった種目は走幅跳と1000mだけだった。走幅跳が自己ベストからかなり離されてるのは気になるが全体の能力は上がってると思う。特に苦手の砲丸投が改善されたので十種では投擲種目の向上が予想される。今季は400mハードルに取り組むらしいがどのレースに出るんだろうか。
Andrei Krauchankaは室内の記録は伸ばしているが肝心の屋外で2007年の記録を越えることが出来ていない。室内でこれだけの記録を出せれば自己ベスト更新はできなくても8500点くらいは出せると思う。

女子60m
シェリー=アン・フレーザー=プライスが6秒98の世界歴代7位で優勝
2位はミュリエル・アウレで7秒01のシーズンベスト
3位はTianna Bartolettaで7秒06のシーズンベスト
大会前はあまりタイム出していなかったので調子が良くないと思ったがちゃんと6秒台を出してきた。今季も相変わらず強いだろう。そろそろ10秒6台を出して欲しい、追い風だったら出せているレースが何度かある。
アウレは自己ベストに0.02秒と迫る好記録で今季も調子はいいだろう。
マディソンは室内60mでは前回に続き2回目のメダル。去年はまともに走っていないが今季は10秒台を出せるだろう。
キャンベル=ブラウンは7秒13で5位。この大会が初戦であることを考えればそんなに悪くない。

女子60mH
Nia Aliが7秒80の自己ベストタイで優勝
2位はサリー・ピアソンの7秒85
3位はティファニー・ポーターで7秒86のシーズンベスト
ピアソンは予選で7秒79、準決で7秒81とだんだんタイムを落として行った。決勝ではいいスタートを切ったものの競り合い負けた。本来の走りならばこんなことはないはず。Aliは屋外自己ベストは12秒48と早いが去年の世界陸上では準決落ちだった。勝負強さが増せばブリアナ・ローリンズと共にアメリカを引っ張って行くだろう。
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