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2017年07月16日

CANDY & CIGARETTES

よくある少女が銃で敵をなぎ倒していく漫画。

少女の殺し屋という設定は好きなんだが、自分があまり知らないのもあって読み応えのあるものが存在しない。この作品であれば少女は普段は小学校に行き、週末は友達とダンスを練習するような可愛い女の子が、裏では冷酷な殺人者。というのを描きたいのだろうが、少女の闇の部分が薄っぺらすぎる。

少年少女の葛藤を描くのなら今ではいくらでも参考になるものがある。少年少女による殺人行為というと、現実に少年兵が存在する。少年兵というと無理矢理脅され、薬物などを投与され戦争の被害者としてフォーカスされることが多いが、復讐のために志願する者もいる。彼らは戦場で私達が想像する以上の残虐行為を行っている。以前、少年兵のドキュメンタリーで少年兵が〜人殺したと自慢げに語るシーンはどんなフィクションよりも興奮した。この漫画にそういうシリアスなものを要求するのは酷かもしれないが、おままごとを見せつけられているような気分になる。

復讐のきっかけとなる両親殺害事件、金平局長の詰めが甘すぎないか。わざわざサプレッサー付けて両親殺害してるのに、子供逃がすって意味分からんぞ。しかもあんだけ大人数で来といて強盗殺人は無理がないか、あとから来た仲間はサプレッサーも何も付けずに銃で撃とうとしてたし。辺りの住人からすればどう見ても不審だろう。主人公が両親殺される前からカッター持ち歩いてんのも意味分からん。

コッペリオンは廃墟と化した東京を行く女子高生をプロットに描き上げいた。この作品もこういう風景にこういう人物を描きたいというところから来てると思う。だから悪役がベタだとか、ディテールが下手とかはもうしょうがない。

絵柄は好きだが、シリアス調に向かない。

コッペリオンで「少年ガンガン」ないしは「コロコロコミック」であれば丁度いいというレビューを紹介したが今回もそう。
Amazonの高評価のレビューを紹介すると
展開は王道のクライムアクションで荒唐無稽ですが、その一方で圧倒的に読み易く、そしてテンポ良く物語が進んでいきます。ある意味、非常に漫画らしい漫画と言えるでしょう。昨今、ニッチ過ぎる題材や奇をてらい過ぎて失敗してしまっている漫画が多い中で、「これでいいんだよ、これで。」と思うような満足度の高い内容でした。
これでいいんだよ、これで。と言うのは前回のコッペリオンで紹介したレビューとほぼ同じ。これはもう作者がそういうものしか描けない人ということ。

痛快の王道アクションと見れば読める。変なシリアスシーンは描かないほうがいいかもしれない。逆に表も裏もなく、昼間のテンションで子供らしく無邪気に殺人行為すれば面白い。一般受けは絶対にしないだろうけど。
posted by クライシ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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