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2013年11月25日

ボルトはスタートが下手

よくボルトはスタートが下手と言われるが実際の所、前半のタイムを他の選手と比較すると決してそんな事はない、むしろ優れている。前半型のスプリンターと知られる選手とボルトの2008年五輪、2009年世界陸上の30m、50mのラップタイムを比べてみる
ボルト08(9.69)[1]
RT=0.165 30m=3.78 50m=5.50
ボルト09(9.58)[1]
RT=0.146 30m=3.78 50m=5.47
パウエル05(9.77)[1]
RT=0.150 30m=3.83 50m=5.54
ジョンソン88(9.79)[1]
RT=0.132 30m=3.80 50m=5.50
グリーン99(9.79)[1]
RT=0.162 30m=3.81 50m=5.57
グリーン01(9.82)[1]
RT=0.132 30m=3.75 50m=5.50
スリン99(9.84)[2]
RT=0.127 30m=3.79 50m=5.53

30mの通過タイムだけ見てもこの中で2番目に早く、特に北京のタイムはリアクションタイムも考慮すれば一番早い。50mにおいてもボルトがこの中で他の選手に比べて劣っているということもない。後半型として知られるカール・ルイスは3.88〜3.91,5.61〜5.65[1][2]
この話が広まった原因はボルトのリアクションタイムがあまり良くなかったことだと思う。つまり、スタートが苦手というのはスタートの加速が下手というわけではなく反応が悪いということ。2008年シーズンの100mを見るとほとんどが0.150秒を越えており、0.2秒以上かかったこともある。北京のリアクションタイムが決勝進出者で下から2番目という事がテレビで何回も言われていた。ちなみに北京のリアクションタイムである0.165秒は遅いことは遅いが際立って遅いということはない。2000年五輪であればこれより早いのは2人だけ、2004年なら4人、2012年なら4人。

少なくともこの2つの世界大会でのデータを見るとボルトがスタート下手ということはない。ただしグランプリレースは前半置いて行かれるといことは良くある、特にパウエルとのレース。
ボルト自身が苦手と言ってるのは怪我の不安要素などがあるからだと思う。ミラクルボディでボルトは足の角度を気にしていたがあれを改善した所でそんなに効果があるんだろうか。あの番組ではテグ予選の10m通過が1.88秒で世界記録時が1.89秒と言っていたが北京の時は1.85秒で更に速かった。もっと言うとラップタイムの測定方法がレーザー測定だったりビテオ測定だったりビデオ解析だったり色々あるから別々のもん比較しても0.01秒差が有意な差なのか全く分からん。それ言い出すと上の書き込みいらんけど。
posted by クライシ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技(データ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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